雪が降っている日、バイクに乗るための対策はあるのか?
冬でもツーリングしたいけど…雪が降っている時の対策とは
年末が近づき、一層寒くなった今日この頃。東北では初雪も観測されており、雪が降るのを今か今かと待っている人も少なくないのではないでしょうか。 【画像】雪が降っている時の対策を画像で見る(10枚) 雪の降る季節ということで、バイク乗りの中には、冬にしか見ることのできない景色を楽しみたいというライダーもいるかもしれません。実際に、雪の降っている日にツーリングをしているライダーは一定数存在しています。
そんな冬ならではの楽しみ方がある一方で、雪が降っている日にバイクで走行することには、危険が伴うことも事実です。実際にバイクに乗っている人によると、「雪のときは乗らない」という意見や、経験談として「雪が降ってる時よりもそれが解けた時の方が転ける」と語る人もいました。 では、雪が降っている時にバイクに乗るためには、どのようなことに気をつければよいのでしょうか。 雪が降った際に気をつけたいのが「アイスバーン」です。アイスバーンとは “凍った路面” のことを指しています。バイクは車体を傾けて曲がる乗り物であるため、路面が凍っていると転びやすく、スリップしやすくなってしまいます。 このアイスバーンにはいくつかの種類があり、なかでも気をつけたいのが「ブラックアイスバーン」と呼ばれるものです。
ブラックアイスバーンとは、「凍結しているのに濡れた路面に見えてしまう」アイスバーン現象のことを言います。この現象は見分けることが難しく、一見アスファルトが濡れているだけの状態に見えていても、実はブラックアイスバーンになっているということも。 そのため、ただ濡れているだけの路面と勘違いをして減速せずに進入してしまうと、転倒などによる事故に繋がる可能性があります。 雪の降った日、あるいは雪が降った後などはアイスバーンの現象が起きやすくなるため、寒い時期や雪の降る季節は、普段の走行よりもスピードを落として慎重に走ることが推奨されます。 加えて、雪が降る時期にバイクで走行する際に気をつけたいのが、ノーマルタイヤでの走行です。道路の凍結や積雪時にノーマルタイヤで走行することは、道路交通法施行細則で違反となっています。