バスケ男子代表、不適切な行動で処分 (全文1)現地女性に声を掛けられた
残りの8人の選手たちに対し、いまどのような思いを持っているのか
TBSテレビ:TBSテレビの【タケモト 00:18:10】と申します。三屋さんにご質問なんですけれども、2年後の東京オリンピックに向けてまだ開催国が決まっていない男子にとっては、このアジア大会の結果というものも非常にアピールの場として捉えていたかなと思うんですけれども、その点についてはどのようにお考えでしょうか。 三屋:もちろん、男女ともオリンピックの参加ということは正式に国際バスケット連盟のほうからお認めいただいていません。全てがアピールです。ですので、ずっとBリーグ期間中も男子は強化合宿をやるぐらい、とにかく強い日本のチームをということでやってまいりました。今回も万全の態勢でアジア大会、そして9月のワールドカップのWindow4に向かっていこうというふうな形で今回、プランをしていたんですが、いろいろな強化の方針もあり、少し若手の強化も加えていかなければいけないということでアジア大会に挑みました。 そういったこともあって、非常にこれは残念な、そして個人的には情けない出来事だと思っています。もちろん国際バスケット連盟のほうにも一報は入れてます。今後、これがどういう形で尾を引くのか、どういう形で逆にここから何か逆転の発想みたいなものが出てくるのか分かりません。ただ、今はひたすら事実に対して目を向けて、そしてそこからわれわれとして何ができるかっていうことを真摯に考えていきたい、もう本当にそれだけです。だから非常に、私からするとアピールの場、1つ失ったと思いますし、彼らもやっぱりそれぐらい大変、チームメートに申し訳ないっていう気持ちでいると思います。ただ、それぐらい、本当に反省をしてもらわないといけないということで、たぶん異例だと思いましたが、本人たちをここに乗せました。 本当にだから、アジア競技大会、参加していただいてる選手の皆さん、関係者の皆さん、そして何よりもJOCの方々に本当に申し訳ない気持ちで今はいっぱいです。 TBSテレビ:ありがとうございます。あと、4人の選手の方にも質問、よろしいでしょうか。 司会:はい、どうぞ。 TBSテレビ:残り8名の選手がまだアジア大会でこれから戦っていくと思うんですが、その選手たちに向けてどのような思いを今、持っているのか、感じているのかお聞かせください。 永吉:まず初めに、大変申し訳ないという気持ちでいっぱいです。彼らに対し、自分たちが何ができるか、本当に今は何も思い付かないという状況なのですが、これからは彼らに対しても、自分たちができることを1つ1つ精いっぱいやっていくことが大事だと思ってます。 司会:よろしいでしょうか。全員にということですね、はい、すいません。じゃあ順番にお願いします。 橋本:まず、試合もそうなんですけども、8人しかいないということで、チームメートの皆さんにはすごく迷惑をお掛けしてること、そしてチームの士気が、下げてしまったことについて大変申し訳なく思っております。チームメートにはどうやって謝ればいいか、自分たちも考えたんですけど、なかなか言葉が思い浮かばず、それでもチームメートに頑張ってもらえるよう、ひたすら反省の意味を込め、謝罪しました。本当に、チームスタッフ、コーチに申し訳ないことをしたなと深く反省しております。 佐藤:自分たちの甘い行動によって、残りの8名の選手やチームスタッフのみならず、今までのバスケットボールの歴史に傷を付けるようなことをしてしまって、本当に申し訳ない気持ちでいっぱいです。今から僕たちができることを考えたときに、頭が真っ白で、まず何からすればいいか分からないのですが、とにかく本当に申し訳ない気持ちで、それ、その言葉しか出てこないです。 今村:私たちの行ってしまった軽率な行動に、本当に残ってしまった男子バスケットボールの8名に限らず、日本選手団全ての皆さまに私たちは本当に多大なるご迷惑をお掛けしてしまったので、僕たちが何か選手団にできることがあるとすれば、やっぱり、もう本当に、自分たちの行ってしまった行動に対して、本当に責任を持って謝罪することしかできないと思っています。 司会:よろしいでしょうか。では次のご質問は。じゃあ順番にいきましょう。後ろの女性から前にお2人、続けていきましょう。 増島:こんばんは。スポーツライターの増島です。すいません、三屋さんにお伺いしたいんですが、現時点では選手団の団員としての資格を取り消されたということで4人が帰国されていると思います。今後、JBAの処分、あるいは規律委員会での裁定、どういった方向で進行していくかをお聞かせください。 それと技術委員長、申し訳ありません、技術委員長がオリンピックに出場するためのプランを発表なさったときに、現場での規律というものを徹底させていきたいということをお話しされていました。今回、規律とは正反対の状態なわけで、現場での選手に対する規律の徹底、あるいは教育と言うんですかね、そういったものについてどうされていたか、あるいは何が足りなかったか、責任者としてお聞かせください。 三屋:まず私のほうからお答えをさせていただきます。今回の案件はコートの外ですので、裁定委員会の決定事項になると思います。これからの流れですが、第三者でつくりました弁護士の先生方3人による裁定委員会を立ち上げます。そちらで、裁定委員会のほうから選手4人、事情聴取を受けます。それによって裁定委員会から答申が上がり、理事会で決議をして、正式に選手への処分というふうになります。 感情的にこういう問題は決めるべきことではないと思っていますので、われわれは処分に関しては今回、入らないこととして、第三者の法的な方々でつくられている裁定委員会の処分答申を待つという形で、現在はいます。なるべく早い段階で処分を出していただくようにはお願いはしてありますが、その裁定委員会の先生方も弁護士の先生たちなので、なかなかお忙しいというのと、それから、裁定委員会の先生方の目と耳を通して、彼らの事情聴取を行っていただき、それがどのようにわれわれの規律違反に抵触するかということをご判断いただくという流れです。 東野:お答えします。規律が大事だということはずっと申してきました。その中で自己責任というのも同時に、われわれは選手に伝えてきたところでございますが、これは監督不行き届き、それに尽きると思っています。以上です。 司会:よろしいでしょうか。それでは続きまして、その前の男性ですかね。はい、どうぞ。