大谷翔平のヤンキースタジアム初26号を敵地NY“辛口”メディアはどう報じたか「ルース流」「歴史的」「レーザー本塁打」
さらに「エンゼルスのハツラツとした右腕投手で指名打者(の大谷)は歴史的なシーズンの真っただ中にあり、26本塁打、60打点、OPS1.031でリーグの上位にいる。日本出身の6フィート4インチ(約193センチの大谷)は、マウンドでも同様に素晴らしく、11度の先発で59回1/3で82三振を奪い、防御率2.58を記録している。水曜日(日本時間7月1日)に彼はマウンドに上がり、計り知れない才能のすべてを披露する。ベーブ・ルースを引き合いに出している」と、ここまでの活躍ぶりを紹介した。 またエースであるコールを取材。「アストロズの一員として、コールは大谷の打者、投手としての1年目を間近で見ていた。彼は、その時、大谷は手術が必要となった後は特に打撃に集中して才能を最大限発揮するために救援投手となるべきと感じていた」として、コールがエンゼルスとの4連戦を前に語っていた言葉を紹介した。 「彼は(私が)間違っていたと証明した。ただ本当に素晴らしい才能だ。彼が今年やっていることは明らかに歴史的なことだ」 その上で、「90マイル後半の速球や飛距離のある本塁打が、大谷のほぼ毎夜のハイライトとして人々が見ているものだ。すぐにソーシャルメディアでもヒットする。だが、マドン監督は、その素晴らしいパワーよりも、さらに彼のスター性を示すものがあると考えている。彼は、今年14回盗塁を試みて11回成功し、出塁率は.360で、パワーヒッターとしては高い数字を残している。強打者のようには動かない。彼は滑らかに動く。バントもできる。マウンド上で修正もできる」と絶賛。「今週、ヤンキースのファンはこの野球界の脅威を生で見る2度目の機会と(彼がヤンキースでプレーすることが)あったかもしれない痛々しい思い出を得ることになる。月曜日の夜は、その予告編だった。水曜日の夜、大谷はこの球場で初めて投手として投げることになる」と締めくくった。 ニューヨークデイリーニューズ紙は「ヤンキースがエンゼルスに敗れ、致命的な4連敗」とのタイトルで記事を掲載、大谷については文中で触れた。 「大谷は、キングの投球を今シーズンで最も強烈な打球となる打球速度117.2マイル(約188.6キロ)のソロ本塁打で粉砕し、エンゼルスは1回表に2点を先制した。この見事な特大の本塁打は、大谷にとって2018年以来の試合となったヤンキースタジアムでのキャリア初の安打だった」と伝えた。