驚異の大出世! 日本を離れてブレイクした元外国人Jリーガー6人。日本から世界へ…。飛躍を遂げた選手たち
日本人選手だけでなくさまざまな国籍の選手が活躍するJリーグ。キャリアも晩年を迎えたころに日本へやってきて、チームや選手に世界レベルをもたらしてくれる選手もいれば、日本での活躍をステップアップとし、世界へ羽ばたく外国人選手もいる。今回はJリーグを離れた後、世界でもブレイクを果たした外国人選手を6人紹介する。(成績は『transfermarkt』参照)
フッキ(元ブラジル代表)
生年月日:1986年7月25日 J時代所属クラブ:川崎フロンターレ、北海道コンサドーレ札幌、東京ヴェルディ 主な海外所属クラブ:FCポルトなど Jリーグ通算成績:102試合70ゴール1アシスト Jリーグ在籍時からピッチ内外で存在感を発揮していたフッキだったが、Jリーグを離れた後ブラジル代表としてプレーするまでに成長した。 18歳で川崎フロンターレに加入した2005年シーズンは選手層の関係もあり出場機会はあまり得られなかったが、翌年移籍した当時J2の北海道コンサドーレ札幌でシーズン25ゴールを記録。2007年シーズンは東京ヴェルディでシーズン37得点と爆発し、2位と11ゴールもの差をつけてJ2の得点王に輝いた。翌シーズンは復帰した川崎Fでは起用法などをめぐり監督と対立、シーズン途中で移籍した東京Vでは日本の審判団への不信感が募り、4月に日本を離れてしまったものの、約3シーズンで見せたプレーはさすがといえるものだった。 フッキは東京Vを退団した後ポルトへと加入し、主に右ウイングのポジションでプレー。ユニフォームを着ていても分かるほど鍛え上げられた身体から繰り出されるシュートはまさに弾丸そのもので、10/11シーズンはリーグ戦26試合に出場し23ゴール16アシストで得点王を獲得した。 圧巻のプレーを見せていたフッキはブラジル代表でコンスタントに出場するようになる。コンフェデレーションズカップやFIFAワールドカップ・ブラジル大会ではカナリア軍団の主力として活躍した。ポルトを退団した後はゼニトや中国リーグでプレーし2021年からは母国ブラジルに復帰。38歳となった今も現役としてブラジルでプレーしており、未だその打棒は健在のようだ。