驚異の大出世! 日本を離れてブレイクした元外国人Jリーガー6人。日本から世界へ…。飛躍を遂げた選手たち
ドゥンビア(元コートジボワール代表)
生年月日:1987年12月31日 J時代所属クラブ:柏レイソル、徳島ヴォルティス 主な海外所属クラブ:CSKAモスクワ、ローマ、ニューカッスルなど Jリーグ通算成績:40試合10ゴール コートジボワール出身のドゥンビアは、18歳の若さで国内リーグ得点王に輝くと、2006年に柏レイソルへと加入。翌年にリーグ戦3ゴールを記録すると、2008年に加入した徳島ヴォルティスではシーズン7ゴールをマーク。同年には代表デビューも果たし、国内期待の若手ストライカーに成長した。 ドゥンビアはこのシーズン限りで日本を離れヤング・ボーイズへと加入。09/10シーズンにリーグ戦30得点を記録するなど2年連続で得点王を獲得した。2010年冬にはCSKAモスクワへと移籍し、元日本代表の本田圭佑とチームメイトに。ロシアの地でも得点力は健在で、11/12シーズンには28得点をマークしている。28得点はロシアリーグ史上最多得点であり、この記録は現在も破られていない。 偉大な記録を残したドゥンビアは、14/15シーズンにローマへとステップアップする。が、ここではリーグ戦13試合の出場と活躍するまでには至らなかった。その後古巣CSKAモスクワへ1シーズンの復帰を経て、ニューカッスルでプレミアリーグ出場を経験。16/17シーズンからはFCバーゼル、スポルティング、ジローナと各国のリーグを渡り歩き、20/21シーズンをもって現役を引退している。
ジャウミーニャ(元ブラジル代表)
生年月日:1970年12月9日 J時代所属クラブ:清水エスパルス 主な海外所属クラブ:パルメイラス、デポルティーボなど Jリーグ通算成績:11試合4ゴール0アシスト サントスFCとフラメンゴの下部組織で育ったジャウミーニャは、フラメンゴでトップチームデビューを果たし、同クラブのレジェンドであるジーコの後継者として期待された。 その後グアラニに移籍し、清水エスパルスに加入したのは1994年のこと。リーグ戦11試合のみの出場だったが、奇抜なドリブルと精度の高い左足のキックで4得点を記録しインパクトを残した。 日本の地でプレーしたジャウミーニャはパルメイラスに移籍した1996年から凄みを増してくる。リバウド、カフーといったタレント選手を擁したパルメイラスは圧倒的な成績で優勝。ジャウミーニャはブラジル誌「プラカール」の選ぶブラジルリーグ最優秀選手に選ばれた。 同年にはブラジル代表デビューも果たし、97/98シーズンからはスペインのデポルティーボへと加入。試合中にヒールリフトを繰り出すなど、ハビエル・イルレタ監督の構築する厳格なサッカーにあって、ジャウミーニャの創造力は強烈なアクセントとなり、99/00シーズンのクラブ史上初のラ・リーガ優勝に大きく貢献した。 ピッチ上のマエストロとしてデポルティーボの一時代を築き上げたジャウミーニャは、同一クラブで137試合38ゴール8アシストを記録。イルレタ監督との確執や、度重なる怪我、ムラのある性格などが災いし34歳の若さで現役を引退したが、彼のプレーは輝きを失うことなくブラジルサッカー界の歴史に刻まれ続けるだろう。
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