【箱根駅伝】帝京大は10位 山中博生主将「思うようにいかない駅伝」もシード死守
◇第101回東京箱根間往復大学駅伝競走復路(3日、神奈川・箱根町芦ノ湖スタート~東京・千代田区大手町読売新聞社前ゴール=5区間109・6キロ) 前回大会からひとつ順位を落としたものの、シード圏内ギリギリの10位でレースを終えた。山中博生主将(4年)は「目標はもっと高く設定していた。思うようにいかない駅伝だった」と唇をかんだ。 自身は2区で区間5位の走りを見せたものの、往路はシード権獲得圏外の14位。「復路のメンバーにうちはやっぱり自信を持っていた。ハーフの帝京記録を持っている福田(翔=4年)がいますし、昨年の9区の経験者で区間3位を取った小林大晟(4年)がいる。本当にどの大学にも負けない強さがある印象を持っていたので、そのメンバーに対しては自分のやるべきことをしっかり自信を持ってと話しました」と前日のレース後の様子を明かした。 下級生の頃はうまくまとまらなかった現4年生は、復路に3人が名を連ねた。「やっぱり1年目はなかなかうまくいかない学年だった」と主将は振り返る。「だんだん学年が上がっていくと、10000(メートル)であったりハーフであったり、それぞれの場所で記録を出すようになってから4年生の強みが出てきた。学年がひとつになっていったなと思います」と徐々に結束を見せ、ラストレースでシード死守と結果を残した。 今回出走したメンバーのうち6人が下級生。山中主将は「僕らより入学時に持ちタイムがよかった選手も多い。やれば僕らより力があるので、本当に今までより面白いチームになっていくと思います」と後輩たちに期待を込めた。
報知新聞社