LDKと水回りの間に「仕切り兼収納」を設置。小さな家が広く使えて、置き家具も不要に
間仕切り収納のおかげで洗濯の手間も減った!
間仕切りだけの機能であれば、収納ではなく腰壁でも十分です。しかし、背の高い収納にしたのは理由があります。 大容量の間仕切り収納をつくることで、決して広くはないLDKに、ほかの収納家具を置かなくてすみます。それだけでなく、お風呂上りに着る下着やパジャマをしまう場所もできます。結果、2階や離れた場所にあるクローゼットまで、服を取りに行く必要がなくなりました。 わが家では、部屋着や下着、タオル類は脱衣室にあるガス乾燥機で乾かしたものを、軽くたたんで間仕切り収納に放り込むだけ。間仕切り収納をつくったことで、洗濯の手間がかなり減りました。
脚つきの家具にすればよかったと、ちょっと後悔
非常に便利な間仕切り収納ですが、こうしておくともっと便利だったと思うことが、ひとつだけあります。それは足元の空間(写真の赤枠部分)です。 想定以上に大きな収納なので、もしかすると足元の1段は、なくてもよかったかもしれません。足元の1段をあけて、床づけの家具ではなく脚つきの家具のような形にしておけば、床がつながって見えて、視覚的にLDKがもっと広く見えたはずです。 収納が減ることは、もちろんデメリットです。しかし、「視線を切る」ということだけにフォーカスするならば、使いにくくて使用頻度の落ちる最下段を、思いきってなくしてもよかったと思っています。そうすれば、お掃除ロボットが下を通れて、もっとスムーズに掃除ができたかもしれません。
山川さわお