レチノールのパワーを正しく取り入れるために知っておきたいこと
3.肌に輝きをもたらす
レチノールを取り入れることでピーリング効果が得られ、細胞の生まれ変わりが加速。言い換えれば、肌表面にたまった古い角質がより早く剥がれ落ちるということ。その結果、肌はより柔らかくなめらかで均一に整い、目に見えてトーンアップした輝きが生まれる。
4.シミを目立たなくする
「レチノールは色素沈着の原因となるメラニン合成を調整する役割も担っています」とのこと。時間をかけて使用することで過剰なメラニン生成が抑制され、いわゆる茶色いシミなど、色素沈着のサインを目立ちにくくしてくれる。
5.ニキビケアにも有効
実はレチノールは、脂性肌やニキビケアにも力を発揮。皮脂腺の炎症を抑え、詰まった毛穴をクリアに整えることで悩ましい吹き出物を緩和。気になるニキビに別れを告げる手助けとなってくれる。
スキンケア習慣にレチノールを取り入れよう
「最近では日中の使用を想定したレチノール配合アイテムも増えていますが、基本的には夜のルーティンに組み込むのがおすすめ。というのも、レチノールは非常に強力な成分で、紫外線による刺激を受けやすい状態を避けるほうが望ましいからです。かつてはレチノール自体に否定的な見方もありましたが、現在では処方や配合バランスが調整され、安心して使用できるようになっています」。それでも、レチノールの角質剥離作用によって表皮が薄くなり、紫外線の影響を受けやすくなる場合があるため、日中に使用する際は十分な紫外線対策を行うことが大切だ。 そのため、レチノールを始めるタイミングとしては紫外線量が少ない冬が理想的。どうしても朝に使いたい場合は、必ず広範囲をカバーするUVカット機能(SPF30以上)を組み合わせるようにしよう。そうすることでレチノールの魅力を存分に引き出しながら、肌を守ることができるといわれている。
レチノールケアは首からデコルテ、目元周辺まで
レチノール配合のケア製品は首やデコルテ、さらには顔全体に使用できる。また、適切に配合されたアイケアアイテムなら目元の肌にも使える。ただし、レチノールは刺激の強い成分でもあるため、徐々に慣らしていくことが肝心だ。専門家によると、「まずは1日おきの夜に塗布し、肌の耐性を高める時間を確保しましょう。2週間後、肌が赤みやヒリつきなどを起こしていなければ、毎晩の使用にステップアップしてみてください」という工程が推奨されている。