日産ガバナンス委が会見 報告書を公表(全文2)執行と監督の長は分けるべき
日産自動車のガバナンス(企業統治)体制の見直しについて議論する外部有識者らの「ガバナンス改善特別委員会」は27日、横浜市内で開いた記者会見で報告書を公表した。 【動画】日産、ガバナンス改善特別委員会が報告書公表 午後8時15分から会見(2019年3月27日) ※【**** 00:35:30】などと記した部分は、判別できなかった箇所ですので、ご了承ください。タイムレコードは「日産、ガバナンス改善特別委員会が報告書公表 午後8時15分から会見(2019年3月27日)」に対応しております。 ◇ ◇
何をすれば本当に立ち直れるか
日本テレビ:日本テレビの【アンドウ 00:21:37】と申します。よろしくお願いいたします。榊原共同委員長、経団連の会長もやっていらして、いろいろ企業を見てらっしゃるのでお伺いしたいんですけれども、今回の提言、主に社外取締役を多く起用する形の委員会等設置会社への移行ということで、かなり透明性を高めるために、社外取締役の活用というところが1つのポイントかと思うんですが、ただ、今までも委員会等設置会社ではあるのに不正が起きてしまった会社というのがこの近年でもありまして、これから日産が本当にガバナンスを強化していくためには、器を整えて、さらに今の経営陣の心持ち等も含めて、どのようなことをすれば本当にちゃんと立ち直れるとお考えでしょうか。 榊原:提案書を読んでいただければ分かると思いますけれども、これの提案は委員会等設置会社にするということを言っておりますけれども、もう1つ重要な柱は社外取締役が過半数を占めると。しかも取締役会の議長は社外取締役が進めるということで、社外取締役が取締役会の議論を牽引する、そういった環境をつくり上げることを提言しています。 ご指摘のように、委員会等設置会社でもいろんなガバナンスの問題が起きた事例があるじゃないかというご指摘ですけれども、そういったことも勘案しながら、委員会等設置会社によるけれども、さらに社外取締役を過半数にする、それから取締役会議長を社外にするということで、透明性を高めるとともに、そういった社外取締役が株主利益、それからガバナンスのために議論、それから審議を牽引できるような環境をつくったということが大きな特徴で、これをしっかりと、実現すれば、相当高度なガバナンス体制が実現できるんじゃないのかなというふうに思っています。