節約のために一人のときのお昼は「インスタントラーメン」で済ませています。野菜や卵をプラスしているので、栄養バランスは問題ないですよね?
インスタントラーメンは安く買えて簡単に作れるので「一人のときはお昼ご飯としていつも食べている」という人もいるでしょう。 しかし、インスタントラーメンばかり食べていると健康によくないイメージがあるため、野菜や卵をくわえることで栄養価を高めている人もいるようです。 そこで本記事では、インスタントラーメンに野菜と卵をプラスした場合のコストや、栄養面での問題点を詳しくご紹介します。 ▼節約のために「カップラーメン」はNG? 栄養バランスと節約を両立させる方法とは?
「インスタントラーメン+野菜+卵」にかかるコストは?
インスタントラーメンに野菜と卵をプラスしたものを食べた場合のコストを計算してみましょう。あるネットスーパーで販売されている商品の値段を例に挙げて計算していきます。 ・インスタントラーメン5食パック:409円(税込み) ※1パック約82円 ・ラーメン用野菜セット:128円(税込み) ・卵:1パック279円(税込み)※1個約28円 今回の事例では「‟一人のとき”のお昼はインスタントラーメンに野菜と卵をプラスして食べる」ということなので、総務省統計局の「2023年家計調査(家計収支編)」の単身世帯における食費の平均と比較してみます。1ヶ月の食費の平均は4万2049円なので、30日で割ると1日あたり約1400円、3食で割ると1食あたり約467円です。 上記の例ではインスタントラーメン1パックに野菜と卵1個をプラスした場合、1食あたり約238円かかるため、平均より230円ほど安く済む計算になるため、食費の節約にはなることが分かります。
栄養面での問題はあるのか?
一般社団法人日本即席食品工業協会によると、インスタントラーメンの1食100グラムあたりのエネルギーは432キロカロリーで、次のような栄養成分が含まれているということです。 ・たんぱく質:10.1グラム ・脂質:16.2グラム ・炭水化物:61.4グラム ・カルシウム:200ミリグラム インスタントラーメンだけでは、たんぱく質や食物繊維が不足しがちです。そのため、たんぱく質が多い卵や、食物繊維が多い野菜をプラスすることで、栄養バランスを整えることができるでしょう。毎日同じ具材だと飽きる可能性があるため、野菜や卵だけでなく、肉やきのこ・海藻類などをプラスしてみるのもおすすめです。