コロナ禍を経てベッドルームはどう変化した?ワンランク上の寝室づくりのためのトレンド5【2024年】
個性を求めて
誰もが巨大な量販店や同じカタログを見て家具を購入する時代は終わりました。ジェンキンスのクライアントは、「自分だけのもの」とはっきりいえるようなものを求めているようです。 「ベッドルームでは、アンティークのベッドやナイトスタンドが注目を集めています。そして、アンティークだからといってルイ16世やアン女王を思い起こす必要はありません。1950年代や60年代、70年代につくられた、よりモダンな選択肢も考えてみてください」
ゲスト用ベッドルームの復活
ここ1年であらゆるベッドルームがこれまで以上に注目されてきました。ゲスト用ベッドルームも例外ではありません。多くの人々が、こうした部屋で、パターンで遊ぶなど自分たちのベッドルームよりも大胆なスタイリングを試しているようです。ツインベッドや天蓋、パターンに埋め尽くされた内装、その他ユニークなアイテムの投入…。どれも人気を集めています。
モノクロームな時間
2024年は、心地よいモノクロームも存在感を増しています。このトレンドに従うなら、ベッドはベーシックなスタイルがおすすめ。高級寝具ブランド、マトークのクリエイティブ・ディレクターを務めるミンディー・マトゥークはこういいます。「寝具のレイヤーは、最小限に留めてください。選りすぐりのピローのほかは、必要な、あるいは思い入れのあるアイテムだけを置きましょう」
上質な心地よさ
いつの時代もベッドにおいて快適さは最優先事項です。けれど、すべてがすさまじいスピードで移り変わる今、睡眠は生活のなかにおいてこれまで以上に重要な位置を占めています。「パンデミックにより、仕事と日常の境界線が曖昧になったため、睡眠をとるのが難しくなった人が増えているようです」とジェンキンスが。そのため、人々はラグジュアリーで快適なベッドや寝具を求めているのです。 「個人的には、ベッドを選ぶ上でもっとも重要なことは、ふとんに身を埋めて眠りに入るときにどう感じるかという点だと思っています」とマトーク。「もちろん、美しいベッドは魅力的。けれど、それがどのような感覚をもたらしてくれるのかを確かめてください。そこは、どこよりも身を置きたい場所でしょうか」。最高品質のマットレスやシーツ、ふとんがあれば、すべてが変わります。 ベッドルームはプライベートな要素の強い部屋ですが、だからこそ自分の体調やメンタルを整える意味でもきちんと投資をして、インテリアにも気を付けたいものです。この記事を参考に、ワンランク上のベッドルームづくりをスタートしましょう。