コロナ禍を経てベッドルームはどう変化した?ワンランク上の寝室づくりのためのトレンド5【2024年】
2000年代初頭の主流だった無個性なベッドルームたちに 「おやすみ」の声をかけるときがやってきました。そうデザインの出番です!ニューヨークを拠点とするインテリアデザイナーのコレイ・ダーメン・ジェンキンスによると、ベッドルームのスタイリング新時代に足を踏み入れたとのこと。 【写真集】とびきりモダンな寝室のアイデア19 ベージュやグレー、クリーンなラインにあふれた「2000年代はじめに典型的だった空間」にはさよならを告げてほしい、とジェンキンス。「20数年が経ち、人々はこれまでとは違うものを求めています」 ジェンキンスは今日のトレンドについて、パンデミックと私たちが家に閉じこもっていたという事実が、強い影響を与えているといいます。「旅に出て、ハワイ、あるいは真っ青な空や瑞々しい緑が美しいどこか他の国を訪れることができなくなった人々は自宅を見直し、ベージュまみれの家に住んでいることに気づいたのです。そして、思っていた以上に自分たちが色好きであると考え始めました」 旅を再開し、自らの目で世界を見ることができるようになった今、私たちは、長い時間を過ごす場所を自分たちの色に染め上げることの重要性に気づきました。高級寝具ブランドは、ベッドルームを自分のための"サンクチュアリ"に仕立て上げたいという人々の欲求を、スタイリングや商品ラインナップに反映させています。
色彩を取り込む
色はすばらしいもの。2024年、色はルネサンス期を迎えつつあります。ただ、だからといってあらゆる色に威圧感がないわけではありません(くつろいだ雰囲気が好まれるベッドルームのような部屋では、特にそうです)。内装に明るすぎる色を使うことをためらっているという人に、ジェンキンスはこうアドバイスします。 「ベージュやグレーをベースに考えましょう。それから、グリーンやネイビー、赤、あるいは原色に近いジュエリーカラーを取り入れていってください」。アクセントに明るいカラーをプラスすると、心地よさがアップ。