【40代、50代・骨盤底筋力アップメソッド⑦】骨盤底筋、正しく動かせている?トレーニングしている人も、動かせているか自分でチェック!
40代、50代に多い尿もれや骨盤臓器脱の悩みを改善すべく、骨盤底筋トレーニングをしている人も多いはず。でも、ちゃんと動かせているかよくわからない人、けっこういるのでは? そこで、看護師であり、「骨盤底筋トレーニング YUI」の代表である北條裕紀恵さんに、骨盤底筋が正しく動かせているかチェックの方法を教わった!
「骨盤底筋トレーニングをしているつもりでも、実は正しく動かせていない人が多いのです」(「骨盤底筋トレーニング YUI」代表、北條裕紀恵さん)
「骨盤底筋は、体の深部にあるインナーマッスル。体の表面の筋肉と違って自分で見て確認することができないうえ、腕や脚などと違って関節がないので、正しく動いているかどうかわかりづらいのです。 自分では動かせているつもりでも、まったく動いていない場合もあり、これではせっかくトレーニングをしても効果が得られません。 私のサロンではエコーと体の外側から触って骨盤底筋が正しく動かせているか確認しています。体の外側から骨盤底筋に触れて動きを確認すると、正しく動かせていない人がたくさんいます」 そこで、北條さんが教えてくれたのは、自分で骨盤底筋を正しく動かせているか確認する方法。以下の方法で、チェックしてみよう。
骨盤底筋を正しく動かせているか、触ってチェック!
横向きに寝て、片手の親指以外の4本の指を、尾骨と坐骨のちょうど中間あたりにぐっと差し込む。そのまま、息を吐きながら骨盤底筋を引き上げる(締める)。 このときに、指を当てている部分が引き上がるように動き、息を吸ったときに緩むのをチェック。正しく動いていればOKだ。 上の写真の動きでチェックしているのは、下の写真の指で示したあたりの骨盤底筋だ。ここを指で奥までグッと圧迫して、ゆっくりと動かしてみよう。
骨盤底筋を締めたときに、指で示したあたりが動けばOK
会陰や尾骨にも指を当ててチェックしてみよう
さらに今度は、人差し指か中指で、会陰のあたりか尾骨のあたりを軽く圧迫して、同様にチェックしてみよう。息を吐きながら骨盤底筋を引き上げ(締め)たときに、会陰や尾骨が指から離れていくのが確認できれば、正しく動かせているということだ。 そのほか、骨盤底筋が正しく動かせているかどうかは、パートナーとのセックス中にもチェックできる。 「セックスのときに、骨盤底筋を締めてみて、パートナーに締まっているか聞いてみましょう。締まっていないと言われたら、正しく動かせていないということです。 自分では締めているつもりでも、内ももを締めているだけというような場合もあるのでパートナーによく確認してみましょう」 上記のようなチェックテストをやってみて、骨盤底筋が正しく動いていなかった人は、以下の方法で、骨盤底筋の位置を把握することから始めてみよう。