メンバー発表間近! 今こそ日本代表に呼ぶべき選手(10)日本代表定着へ! 世代別最強のエース
ワールドカップ・アジア最終予選、中国代表戦(9月5日)とバーレーン代表戦(同10日)に臨む日本代表メンバーが今月29日に発表される。招集メンバーは森保ジャパンの常連組が中心になるだろうが、“非常連組”でも確かな実力を持つ選手たちも多く存在する。今回は、今こそ日本代表に呼ぶべき選手をピックアップして紹介する。※成績は『transfermarkt』を参照
FW:細谷真大(ほそや・まお) 生年月日:2001年9月7日 所属クラブ:柏レイソル 2024リーグ戦成績:22試合3得点3アシスト 細谷真大にとっての今後の目標は、当然「日本代表定着」になるだろう。 U-23日本代表の絶対的エースとして臨んだパリ五輪(パリオリンピック)は悔しい結果に終わった。準々決勝のU-23スペイン代表戦では、同点弾かと思われたゴールがVARによるオフサイド判定で無効に。格上相手に奮闘したものの、0-3と完敗を喫した。 ただ、パリ五輪はすでに過去の出来事。帰国後の今月17日に行われたJ1リーグ第27節・湘南ベルマーレ戦で、細谷はニアサイドを速いシュートで打ち破る先制点をマークした。最終ライン裏への抜け出し、マテウス・サヴィオから供給されたスルーパスを一発で収める足元の技術、シュート角度が狭くとも相手GKの頭上付近を射抜く冷静な判断とフィニッシュワーク。まさに、細谷の特長がこれでもかと詰め込まれたようなゴールだった。 森保ジャパンにおける1トップのファーストチョイスは、2023年6月以降の代表戦で12得点を量産している上田綺世だ。他にも、同ポジションには古橋亨梧や小川航基が控えており、パリ世代のエースといえども競争に割って入るのは容易ではない。だが細谷には、スプリント力や狭いスペースでもボールを扱えるテクニックといったライバルたちと一線を画す長所がある。22歳の万能型ストライカーは、ワールドカップ・アジア最終予選で主役になるために虎視眈々と爪を研いでいる。
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