フリースローライン前からダンク可能? 河村の同僚モラント、驚異の跳躍力は五輪の走幅跳レベル
米放送局が徹底解剖
米プロバスケットボール(NBA)グリズリーズのエース、ジャ・モラントの驚異の身体能力が話題を呼んでいる。日本人4人目のNBA選手となった河村勇輝の同僚として日本でも露出が増えつつある25歳のスターガード。身長188センチながら豪快なダンクを連発している。米スポーツ専門局は爆発的なジャンプ力を徹底解剖。フリースロー(FT)ラインの手前からでもダンクできると推定している。 【動画】「最も爆発的なアスリート」 FTライン前からでもダンク可能と推定されたモラントの驚異の身体能力 開幕前にグリズリーズと2ウェイ契約を結び、日本人4人目となるNBAデビューを果たした河村。異国で挑戦する23歳をシーズン前から気にかけ、兄貴分的存在になっているのが同僚のモラントだ。2020年に新人王を獲得したリーグ屈指のスター選手。身長188センチと、2メートル超えが当たり前のNBAではそれほど大きくないが、驚異的なジャンプ力で観客の度肝を抜くプレーを連発している。 米スポーツ専門局「ESPN」公式インスタグラムは「モラントは五輪の走幅跳選手のスピードとパワーを持っている」「ジャ・モラントの爆発的なダンクの背景にある科学」と記し、分析映像を公開した。映像によると、モラントの垂直跳びの最高値は44インチ(約111.8センチ)。リーグ平均より8インチ(約20.3センチ)も高く、最高到達点は11フィート6インチ(約350.5センチ)に達するという。 ブロックで届く範囲は自分よりも7インチ(約17.8センチ)も身長が高いセンターのクリント・カペラと遜色がないレベルで、同局は「NBAで最も爆発的なアスリートかもしれない」と評している。速筋線維が優れているというモラントが跳び上がる時の速度は時速20.3マイル(約32.7キロ)を記録。これは五輪に出場する走幅跳選手の21マイル(約33.8キロ)に迫るレベルだという。 同局はモラントがどれだけ遠い距離からダンクできるかに注目し、十分な助走を取り、時速21マイルで踏み切ったと仮定。ウィングスパンが6フィート7インチ(約200.7センチ)であり、最高点を10フィート6インチ(約320センチ)とすると、リングから16フィート(約488センチ)離れたところからでもダンクができると推定した。これはFTラインより1フィート(約30.5センチ)も後ろだ。 映像では「ダンクコンテストに出場するべきだ」と主張。米ファンからは「垂直跳び44インチより高い気がする。ジャは文字通り飛べる」「彼がトライするところが見たい」「最高のポイントガードだ」といった声が寄せられている。
THE ANSWER編集部