今年の外食シーンを賑わしたのは? 2024年トレンドグルメ総ざらい!
19位:価格高騰「インバウンド」
円安の影響もあり日本は海外旅行先として大人気。2月にオープンし、メディアで話題になったのが「豊洲 千客万来」の「インバウン丼」。高価格帯の海鮮丼の俗称としてキャッチーなネーミングと価格のインパクトに驚きました。
店舗数を急激に伸ばしている「神戸牛ダイア」では一番高価な9万6,800円(税込)のエンペラーブリアンステーキが人気。日本の高級美食は、わざわざ来日してせっかく食べるなら一番良いものを食べたいという富裕層の心を掴んでいるのかもしれません。 先日取材で訪れた日本料理店の店主も「通常は3万円程度のコースだけど、海外のお客様は“金額はいくらでも良いからもっと高価な食材を使ったコースにしてほしい”というリクエストをもらうことが多い」と話していました。 日本の消費者的には高価な食べ物が増えるのはウエルカムな現象ではありませんが、飲食業界の売り上げに多大な影響があることは間違いないので、ちょっぴり複雑な心境です。
18位:復活の「食べ放題」
ここ数年、勢いがなかった食べ放題界隈ですが、ショート動画映えすることからインフルエンサーがこぞって投稿し、その流れに乗って食べ放題の店舗を新規出店する外食企業も多く、令和の食べ放題ブームがきています。 定番で人気なのは「お寿司」「パン」「焼肉」などの食べ放題。今のシーズンは「すき焼き」「蟹」「おでん」などの投稿が多く見られます。
食べログマガジンでも「食べ放題 すき焼き十二天」「かにざんまい 新宿店」などを紹介しました。特別感があってコスパの良いホテルのランチビュッフェも、予約がすぐ埋まるほどの人気です。
17位:衣が旨い「チキンバーガー」
今年はチキンバーガーの魅力にハマりました。4月にオープンした「MOM’S TOUCH 渋谷店」は韓国最大のハンバーガー&チキンブランドの国内1号店。渋谷のマクドナルドが韓国のバーガーチェーンに替わるのは時代を感じさせる出来事でした。 とはいえアメリカも負けてはいません。8月にアメリカから日本初上陸したチキンバーガー専門店「Hangry Joe’s Tokyo」の記事は多くの方に読まれました。どちらも口の中を怪我するのではと心配になるほどザクザクの衣がクセになるおいしさです。