ひらめきが生まれない理由は「脳が疲れているから」。頭と心を休ませる4つのヒント
朝目覚めた瞬間から、夜眠りにつくまで、私たちは常にさまざまな決断を迫られています。 どの服を着ていこうか? 夕食に何をつくろうか? 今日はどの道で出勤するのが一番速いかな? 私たちの頭の中は、しばしばこのようなタスクの連続で溢れかえり、それは心の健康にとって負担になります。 ニュースやSNSなどのメディアから自分の家族に至るまで、さまざまなソースから大量の情報が頭の中に流れ込むと、脳が完全に圧倒されてしまうことも。 つまり、「情報処理システム」としての脳は過負荷状態にある、と「Lifehack」のライターRebecca Bologna氏は書いています。彼女はこうも言いました。 パソコンの前に座って仕事をしようとしても、集中できないことありますよね。頭のなかがいっぱいで、精神的に麻痺しているのです。 実際、何千ものタスクやプロジェクトの重圧に押しつぶされている時、私たちの心は、最高の状態でもないし、もっともクリエイティブな状態でもないのです。 そこで今回は、クリエイティブなアイデアを生み出せるよう、頭の中を整理し、心身ともに余裕を持たるためのアドバイスをご紹介しましょう。
1. 定期的にブレインダンプを実行する
まず、1日の最初に、「ブレインダンプ」と呼ばれる方法を試してみてください。たった10分程度のこのエクササイズは、ネガティブな考えを頭から消し去り、もっとも重要なことに集中するための効率的な方法として役立ちます。 やり方は次のとおりです。 数分かけて、気を滅入らせるものすべてを紙に書き出し、そのページに向けて思いを解き放ってください。 Fast Companyの寄稿者であるStephanie Vozza氏(英文記事)は以下のように述べています。 知っておくべきことをすべて、頭の中にきちんとしまっておくことが人生の賢い歩み方だと考えていると、おそらく生産性を損ない、創造性を押さえつけてしまうでしょう。 私自身も、すべてを頭の中に収納することにこだわる同僚から話を聞いた経験があります。 そうした同僚にいつも言っているのですが、頭の中でそのようなリストをつくり続けていると、新しいアイデアが沸く余地はほとんど残りません。 また、「手早く書き留めること」には、いつまでも先延ばしにせず、その場でやるべきことを見直し、すぐに解決に向けた一歩を踏み出せるというメリットもあります。