小林愛実さん、反田恭平さんとピアニスト同士の結婚!決め手になった理由とは?
ピアニストとして世界を舞台に活躍する小林愛実さん。9歳で国際デビューして以来、国内外で数多くのオーケストラと共演し、2021年のショパン国際ピアノコンクールでは4位に入賞。2023年1月、同じくピアニストで幼なじみの反田恭平さんと結婚を発表し、同年夏に第一子を出産しました。音楽家として第一線で活躍する中で、小林さんが結婚・出産を決断した理由とは? 当時の感情を振り返りながら語ってくれました。 小林愛実さんインタビューフォトギャラリー
第一線で活躍する人が隣にいるからこそ頑張れる
――2023年1月に、同じくピアニストとして活動する反田恭平さんとの結婚を発表した小林さん。反田さんとは、幼なじみだったそうですね。 小林さん:そうなんです。私は小学5年生のときに山口県から東京に引っ越してきて、東京で通い始めた音楽教室で出会いました。年齢は夫がひとつ上で、近所のお兄ちゃんという感じで。家も近かったので、家族ぐるみで仲良くしていました。 ――同じピアニストである反田さんとはコンクールで競い合った経験もありますが、同業者と結婚することに不安はなかったですか? 小林さん:私にとって夫は、ピアニストである以前に、幼なじみとしての存在感が強くて。仲の良い近所のお兄ちゃんが、たまたま同業者になったという感覚なので、不安はなかったですね。2021年のショパンコンクールにそろって出場したときも、彼の順位が上という結果には納得できなかったけれど(笑)、ライバル視したことは一度もありません。 むしろ、彼には音楽家としてもっと高く羽ばたいてほしいし、彼も私に対して同じように感じているはず。同じ夢を掲げて第一線で活躍する人が隣にいるからこそ、私も頑張ろうと思える。彼の存在は、刺激にも励みにもなっています。 ――結婚については、昔から考えていましたか? 小林さん:結婚というより子どもが欲しかったので、30歳までには結婚して子どもを産むことを目標にして、周囲の人たちにも宣言していました。目標を定めておかないと、どんどん遅くなってしまう気がしたから。 ちょうど将来のことや結婚を考えていたタイミングで、彼(反田さん)との未来を想像してみたら、すごくしっくりきたんです。彼ならば、何があったとしても絶対に私を守ってくれる!と確信が持てたし、彼と私の子どもを見てみたいとも思えた。子育てはきっと楽しいことばかりじゃないけれど、彼とならば乗り越えられると感じて、心が決まりました。