「1週間に1回食べて」医師がすすめる、糖尿病リスクを下げる食べ物
サラダに混ぜてもそのまま食べてもおいしい「アボカド」。さまざまな栄養素が豊富に含まれているので、健康的な食べ物としても注目度は高いです。実はアボカドを定期的に食べることで、糖尿病のリスクを下げる効果も期待できるそうです。そこで今回は、糖尿病の予防につながるアボカドの効能について、YouTubeチャンネルの登録者数が37万人を誇る、医師でヘルスコーチの石黒成治先生に教えてもらいました。 ◇ ◇ ◇
「アボカド」は糖尿病のリスクを下げる
アボカドを摂取することで糖尿病のリスクが下がると以前から言われています。 アボカドは脂肪と食物繊維が多く、血糖値を上げるグリセミック指数が低い食べ物です。血糖値を上げにくくなる成分がアボカドには含まれているため、インスリン抵抗性にもなりにくく、糖尿病を改善しやすいのです。 また、アボカドは脂肪と食物繊維が多いために満腹感も増すので、余計なものを食べなくなるということも含めて、糖尿病を予防する効果が広く指摘されています。
特に女性は「アボカド」を摂取するべき
糖尿病は世界中で広がっている病気で、発展途上国でも決して少なくありません。発展途上国のメキシコでも、成人の15.2%が糖尿病を患っていて、糖尿病が死因の第2位にまでなっています。 そのメキシコで行われた、2万5000人のアボカドの摂取と糖尿病リスクを見た研究があり、アボカドを食べる人と食べない人を比べると、アボカドを食べていた人のほうが糖尿病のリスクが低いことがわかりました。 特に、女性でアボカドを摂取している人は、糖尿病のリスクが29%低いという結果になりました。 女性において糖尿病からの保護効果が高いことがわかっているので、アボカドを摂取することで上手に血糖値のコントロールができるはずです。
閉経後の女性ホルモンの変化にも効果的!
一般的に、閉経する頃になると、女性ホルモンのエストロゲンが下がってくるので、体脂肪のパターンが変わってきて皮下脂肪がつきやすくなりますし、糖尿病のリスクも上がります。 だからこそ、食事の中にアボカドを入れるようにして、糖尿病のリスクを下げることが大事でしょう。 果物や野菜をちゃんと摂る食生活や加工されていない食品を摂取することが、糖尿病のリスクを下げる最大の要因になりますが、そこにアボカドを加えるとさらに効果のアップが期待できます。