後悔しない、門柱の位置&選び方。プライバシーと駐車スペースの確保がカギに
1.門柱の位置はプライバシーと利便性のどちらを優先するかで決める
人によって、プライバシーに対する考え方は千差万別です。ある程度予算をかけてでもプライバシーを守りたい人もいれば、多少のプライバシーは気にしないという人もいます。 まずは、そこを探るために「郵便屋さんや宅配業者の方は、どこまで敷地に入ってきていいですか?」と聞いていました。 プライバシーを重視する人はできるだけ、敷地内に入ってもらいたくないと考えます。そういう方には、道路に近い位置にインターフォンやポストを設置することを提案します。 逆に、利便性を重視したい人は、雨の日にぬれずに郵便物を取りに行きたいと考えます。そう考える方には、玄関の近くにポストを設置することを提案していました。 また、郵便物を玄関から取りに行くことが多いのか、外から帰宅した際に郵便物を取ることが多いのかによっても、門柱の位置は変わってきます。自分の生活スタイルをよく考えて門柱の位置を考える必要があるのです。
2.門柱の種類は2タイプ。予算とプライバシーを考えて選ぶ
門柱には大きく分類すると、ブロックを積んでつくる造作の門柱と、コストやスペースを抑えた既製品の機能門柱の2つが存在します。 造作の門柱は、職人が一つひとつブロックを積み、塗装を施すので、デザイン性があり個性を出しやすくなります。また、外から視線をさえぎる壁としての役割も果たすため、プライバシーを重視したい場合はこちらを選びます。 一方で、機能門柱は表札やポスト、照明などの門回りに必要な機能をまとめて設置できる門柱。既製商品の組み合わせなのでコストを安く抑えることができ、すっきりと省スペースでの設置が可能です。また、大半はアルミ製品なので、窓やドアなどの色合いと合わせてコーディネートしやすい点も魅力といえるでしょう。 一般的に、プライバシーを重視したい人には造作の門柱を、予算を重視したい人には機能門柱を選ぶ傾向にあります。 もちろん、機能門柱でも個性的でおしゃれなものや、壁タイプのものも増えているので、必ずしも、「機能門柱=低コスト」というわけではありません。