王座獲得に大前進したジュリア（©WWE）

　WWE第3ブランド・NXTの〝美しき狂気〟ジュリアが、初挑戦した「アイアン・サバイバー・チャレンジ」を制し、NXT女子王座挑戦権を獲得した。 　7日（日本時間8日）に放送された「NXTデッドライン」（ミネソタ州ミネアポリス）で、ソル・ルカ、レン・シンクレア、ザリア、ステファニー・バッケルを相手にアイアン・サバイバー戦に出撃。試合形式は5人出場で25分間のピンフォール、タップアウト勝ちなどのポイント争奪戦で、時間差入場となる。 　試合はジュリアとレンからスタート。続いてソルも入った中で、ジュリアはレンをノーザンライトボムで叩きつけ、9分47秒で先制フォールを奪った。ザリア、ステファニーも加わる中、ジュリアはザリアの怪力に捕まり、F5でマットに沈められてしまう。フォールを取られたジュリアは場外のペナルティーボックスに入り、90秒間試合から外れた。 「アイアン・サバイバー」の名の通り試合は激戦となり、24分台で何と5人全員がそれぞれ1ポイント奪取で並ぶ展開。残り時間がわずかとなると、ザリアがパワーを武器にF5で試合を決めようとした。ここでジュリアが電光石火のリングイン。右のランニングニーをザリアの顔面にくらわせた。見事に決まり残り10秒で3カウントを奪取し、合計2ポイントとなった。 　喜んでガッツポーズをしたジュリアだったが、試合はまだ終わっていない。日本ではライバルだったもののNXTでは共闘するステファニーが、背後からジュリアをくるりと丸め込んだ。ジュリアはこれをカウント2で返すと、ステファニーがラ・マヒストラルを決めたところで、タイムアップのゴング。ジュリアは激戦を制して、今年の女子アイアン・サバイバーとなった。 　リングを転げまわって歓喜したジュリアはこれで来年、NXT女子王者ロクサーヌ・ペレスへの挑戦が決定した。試合前から「ロクサーヌ、私がアイアン・サバイバーで勝ったら、アンタの悪夢は現実になる。ボコボコにしてやるから、楽しみに待っとけよ」と、王者にメッセージを送っていた。2度目のNXT王座挑戦では、絶対にベルトを奪いたいところだ。 　NXTは「ABEMAプレミアム」にて視聴可能。