大動脈解離で、40歳代の同僚が突然倒れた 防ぐ手立てはあったのか?…病は気づかぬうちにやってくる
がん検診も
職場などで受ける健診と並んで大切なのががん検診です。肺、乳、胃、大腸、子宮頸(けい)の五つのがんの検診は、自治体が推奨しています。定期的に受けることで、がんを早期に発見することができます。もちろん、検診には、痛みがあったり不快な思いをしてしまったりするデメリットもありますが、そのことも理解した上で、のちのちに悔やむことのないようにしたいものです。 私の住む自治体では、がん検診に対して自己負担が一部で済む補助制度があります。こうした制度をうまく活用することで、受診しやすくなります。将来の健康は、今の自分の行動にかかっている――。そんなふうに考えています。 (本ものがたりは、実際の患者さんのエピソードを基に構成しています。プライバシーに配慮し、個人が特定されないように一部変更しています)
原案・執筆 後閑 愛実(ごかん・めぐみ)
看護師 群馬パース看護短期大学卒業後、2003年より看護師として病院に勤務。1000人以上の患者と関わる中で、様々な患者を看取(みと)る。看取ってきた患者から学んだことを生かし、看護師をしながら、13年から看取りの際のコミュニケーション方法について、研修や講演を通して伝えている。著書に「後悔しない死の迎え方」(ダイヤモンド社)。「終活!送る人、送られる人もホッと満足できる本」(明日香出版社)がある。
作画 ゆき味(ゆきみ)
マルチクリエーター 2017年、多摩美術大学卒業後、フリーの作家として、立体造形・映像作品・グラフィックデザイン・漫画制作を中心に活動。漫画やイラストの制作、MV制作、オリジナルキャラクターグッズ、広告やパッケージのデザインなど、幅広い制作を手がける。「まんがでわかるはじめての看取りケア」作画担当。NPO法人さかうえのプロモーション動画「加部安の時計~天明の祈り~」制作、編集担当。19年、YouTubeに「ゆき味アートチャンネル」を開設。