全国から注目「美食都市・帯広」食料自給率驚異の1200%超!農業王国…独自の食文化を紐解く
若い世代につなぐ「地元の食」
さらに、もうひとつのワケがあります。 この食文化を未来へつないでいく、という教育の取り組みも「美食都市」受賞の決め手になりました。 その取り組みは「とかちマルシェ」のなかにもありました。 十勝産の鶏肉や野菜を、これまた十勝産の小麦で作ったパンに挟んだパニーニ。
とかちマルシェでこのパニーニを提供していたのは… (宮永キャスター)「高校生のブースが並んでいます。清水高校の皆さんです」 とかちマルシェでは地元の高校生も活躍していました。
いただいてみるとー (宮永キャスター)「具材もおいしいけどパンが本当においしい。フワフワモチモチな感じ」 (清水高校の生徒)「パンのサイズや焼き色にこだわりました」
みなさんは清水高校「食品ビジネス科」で、レシピの開発や飲食店の経営を勉強しているんです。 (清水高校の生徒)「いろんなイベントに出て人を笑顔にできたらうれしい」 (清水高校の生徒)「清水町の実家のジョバンニというパン屋を継ぎたい」 帯広が美食都市に選ばれた理由… もうひとつは「食の教育の充実」だったのです。
「将来、農家に…」“食”の教育
帯広農業高校の生徒も、とかちマルシェでトウモロコシの販売を手伝っていました。 その名も「十勝ガールズ農場」です。 (帯広農業高校3年 小林柑奈さん)「コミュニケーションを取りながら仕事ができるので、学校でも農場を手伝っても楽しい」 (帯広農業高校3年 山内ひなきさん)「高校とは違う育て方をしていたり農場で学ぶことは多い」
とかちマルシェを前に、小林さんと山内さんは実際に農場でトウモロコシを収穫していました。 生でも食べられるという白いトウモロコシ。 高校生の2人は「初体験」です。
(帯広農業高校3年 山内ひなきさん)「甘いです」 (帯広農業高校3年 小林柑奈さん)「食べたことない食感でおいしい。茹でるより好きかも」 (帯広農業高校3年 山内ひなきさん)「果物みたい」