【漫画】月刊少年マガジン編集部が異例の「ご一読とシェアのお願い」女子高生のデートDV描く衝撃作
月刊少年マガジン編集部はこのほど、Webコミック配信サイト「月マガ基地」で公開された夏の特別読み切りマンガ「保健の授業聞いてなかった奴」の大反響を受け「ご一読とシェアのお願い」とするリリースを発表した。 【写真】「保健の授業聞いてなかった奴」(作・小野寺こころ)1ページ目 7月23日に同サイトで公開された夏の特別読み切りマンガ「保健の授業聞いてなかった奴」は、公開直後からSNSで話題となり、公開1週間で50万PVを突破、コミックデイズのPVランキングで総合一位を獲得した。著者は「スクールバック」など、優しく繊細なタッチながら特に10代の心の機微を鋭い切り口で映し出す作品で、様々な世代にファンの多い小野寺こころ氏。本作でも、どこにでもありそうな学校生活風景として、1人の女子高生の初めての恋愛が描かれるが、それは恋愛の形を借りた「デートDV」という支配の関係になっていく。 公開直後から多くの感想が寄せられ、その多くが、実際に本作で描かれるような「経験」「人」が自分含め周辺にも存在していることへの言及だった。また、「考えさせられる」「広く読まれてほしい」と掲載ページが多くシェアされている。「この主人公と似たことが自分にもあった」「昔の自分もこれを読みたかった」「元カレがこれすぎる」「小野寺先生の描く学生は解像度が高くてすごい」「高校生の保健の授業で配布してほしい」「ラストの展開とタイトル回収がすごい」(コミックDAYSのコメント / SNSより大意抜粋)などの声がネットで上がっている。 著者の小野寺こころ氏は、今リリースに際し「たくさんの方に読んでいただき嬉しいです。ありがとうございます。思ったより伸びてしまい怖いという気持ちも正直大きいし、その他もろもろで動悸がしますが覚悟決めてがんばらないといけないなという気持ちではあるので助けて貰えるとありがたいです。次回作の打ち合わせも進めているので健康的な生活をしつつ、待ってて貰えるとがんばれます。よろしゅうに~(^ー^)/ー☆」とコメントを寄せた。 月マガ編集部は「本作『保健の授業聞いてなかった奴』は、上記の通り、決して読んで楽しくなる作品ではありません。テーマ自体やシーンによって、フラッシュバックで辛くなる方もいらっしゃるかもしれません。ただ、公開後の反響や、寄せられた感想を拝見していて、これをこのタイミングで、そして月マガ基地で掲載できたことの意義も感じます。この作品が広く読まれることで、1人1人の中に「気づき」が生まれ、今後主人公のはるかと同じ思いや経験をする方がいなくなるようにと願います。この夏、1人でも多くの方へこの作品が届きますように。『保健の授業聞いてなかった奴』がどうなったかの結末も、ぜひ見届けてください。そして、『保健の授業聞いてなかった奴』を読んだら、ぜひあなたの大切な人にも、シェアしていただければ幸いです!」と呼びかけた。 性暴力の描写が含まれ、同編集部から「フラッシュバックなどの心配のある方はご注意ください」と呼びかけられた同作の31ページ分がリリース向けで公開。全ページは同サイトで無料公開されている。 ◆「保健の授業聞いてなかった奴」あらすじ:高校1年生の夏、人生で初めて告白されたはるか。以前にいじめから助けてくれた人でもある彼と、そのままの流れで付き合うことになる。付き合って3ヶ月がたち、2人の関係を心配する友達の声も耳に入らないはるかだったが・・・。 (よろず~ニュース編集部)
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