市川團子、スーパー歌舞伎『ヤマトタケル』主演!20歳ならではの熱量がアツい
2024年2月新橋演舞場『ヤマトタケル』にてヤマトタケルを勤める市川團子さん。ラストの宙乗りは、衣裳も含めて、神々しいまでの美しさ!! この世のものとは思えません☆彡
團子 そうですね。祖父は、最後はすべてのしがらみから解放されて、自由に羽ばたく感じなんですけれど、アドバイスしてくださった方が、やっぱり同じように、すべてから解き放たれた感じで飛んでいくのがいいんじゃないかって。現世のタケルじゃないというか、そこには何も未練を残さない感じのほうがいいと。 お客様に、幕が降りてもずっとタケルが飛んでいるように想像していただけるよう表現したいと思っていますが、なかなか難しくて苦戦中です。 小僧 いやいや、十分すごいです。しかも團子さんは大学にも通っていらっしゃるんですよね。大学の比較芸術学科で学んでいるとのことですが、舞台とリンクするような授業があるんですか? 團子 新歌舞伎の授業というのがあって、それもすごく面白いし、芸術学科なので、舞台作品にかかわらず、音楽、美術、映画などの講義もあるんです。「この作品は、ここが素晴らしい」というような話を聞いていると、その法則が歌舞伎の名作にもあてはまったりすることを発見して勉強になります。 小僧 それは面白いですね。名作にはやっぱり共通点が? 團子 そうなんです。たとえば児童文学の講義のとき、いい作品というのは、作品のテーマを早い段階から散りばめていて、最後にはそれが集積体となって、受け手の中で大きな感動となるという話があって。『ヤマトタケル』もそうだなと思いました。 部長 舞台でも学校でも色々なことを吸収して、團子さんはどんどん成長しているんですね。素晴らしいです‼ では、最後にバイラの読者にひとことお願いします! 團子 ヤマトタケルという主人公も20代という設定で、同じ20代で演じることで何かプラス要素があるとしたら、やっぱり「若さ」ということだと思います。同じ世代だからこそ出せる、若さゆえの熱さや疾走感が出せたらいいなと思っているので、皆さん、ぜひご覧ください! 小僧 はいっ。未来に向かって飛び立つ團子さん、しかと目に焼きつけます!!