主力の製造業派遣好調、連続最高益の人材サービス注目株
製造業向け派遣、請負が主軸で、自動車、半導体の業況回復により需要が拡大傾向に(イメージ写真:mits/PIXTA)
あんなにも利下げ期待と後退の思惑に振り回される日々が続いていたアメリカの株式市場は、6月の連邦公開市場委員会(FOMC)を通過して利下げ期待が後退したことが明らかになったからか、思惑の矛先は企業業績に移ってしまったようです。 アメリカの個人消費はどちらかといえば堅調な推移が続いているように見受けられますので、その分だけ期待値も高いということなのでしょう。アメリカのナイキが発表した2024年3~5月期の決算では、売上高が市場予想を下回ったうえに、2025年5月期の通期では前期比で減収となる見通しを示したことで株価は大幅安となりました。 ウォルマートの経営陣が先日既存店売上高の伸びがしばらく低調になる見通しを明らかにしましたが、アメリカではインフレが継続していることから、じわじわと個人消費に影響を与えているということなのかもしれません。
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横山 利香