米ウィスコンシン州の学校で銃撃、2人犠牲 容疑者生徒も死亡
Brad Brooks Joseph Ax [16日 ロイター] - 米中西部ウィスコンシン州マディソンのキリスト教系の私立学校で16日、銃撃事件が発生し、警察によると、教師と生徒の計2人が犠牲になった。容疑者は10代の生徒で、現場で遺体で発見された。 他に少なくとも6人が負傷し、このうち生徒2人が重体という。 警察によると、事件は現地時間午前11時ごろに発生。容疑者はこの学校の生徒と特定されているが、年齢や性別など詳細は明らかにされていない。警察が到着した時点で、容疑者は学校内ですでに死亡していたという。 現時点で動機は不明。銃撃は校内の1カ所で起き、拳銃が使用された。容疑者の家族が捜査に協力しているという。 事件が起きた学校は幼稚園から高校までの教育を行い、約400人の生徒が通っている。 データによると、幼稚園から高校までの教育を行う学校では今年322件の銃撃事件が発生している。1966年以降で最多となった昨年の349件に次いで2番目に多い。 バイデン大統領はさらなる事件を防ぐため、議会に銃規制法の制定を求めた。「銃による暴力という惨劇から子どもたちを守れない状況は容認できない。これが普通のことだと受け入れ続けることはできない」と声明で述べた。 ※写真とカテゴリーを追加しました。