「日本シリーズの裏に再放送ぶつけるのは…」フジテレビが夜帯でもワールドシリーズ放送 ネットは疑問の声「さすがにやりすぎ」
フジテレビは25日、日本時間26日に開幕する米大リーグのワールドシリーズ(WS)の中継をリアルタイムの朝に加え、夜帯でも放送することを発表した。今年は大谷翔平選手と山本由伸投手が所属するドジャースとヤンキースとの名門対決だけに注目を集めているが、夜帯は日本シリーズが開催しているとあって、ネット上では疑問の声が上がった。 フジテレビは日本時間午前9時過ぎ開始のWSを全試合生中継することを発表していたが、この日になって夜帯でも放送することを発表した。だが、ちょうどその時間帯はソフトバンクとDeNAが対戦する日本シリーズが行われている。今年はWSと日程が同じで日本シリーズは全てナイター。地上波では第1、第2戦(いずれも横浜)はTBSが中継し、第3戦(みずほペイペイドーム)はフジテレビが中継するが、WSを午後5時48分から放送し、同6時半から日本シリーズを中継するという。 ネット上では夜帯での放送を歓迎する声がある一方、日本のプロ野球を盛り上げる立場のメディアとしては配慮してほしいところだけに疑問の声も。X(旧ツイッター)では「フジテレビがワールドシリーズの生中継をすることは文句ないが、日本シリーズがやっている裏で再放送までやると、日本シリーズを見てくれる人がどれだけいるかな。さすがにやりすぎ」や「大谷も山本も日本プロ野球から旅立っていったのよ 日本シリーズの裏に再放送ぶつけるのはちょっと」などの声が並んだ。 日本シリーズに出場するソフトバンクの小久保裕紀監督は前日会見でWSに注目が集まっていることを危惧し、「ワールドシリーズとかぶるので非常に注目度も分散されがち。日本の代表として恥ずかしくないようなプレーを横浜DeNAベイスターズの皆さんとともに築き上げて、日本国民が喜ぶようなシリーズにしたいと思います」と話していた。(写真はAP)
中日スポーツ