ワイド節など自慢の歌声披露 徳之島民謡研が発表会 会員ら20組が出演
徳之島民謡研究会(中島清彦会長)の発表会が24日、鹿児島県天城町の防災センターで開かれた。会員ら20組が出演。日ごろの練習で磨きを掛けた歌声を披露し、約70人の観客を魅了した。 同会は日本民謡協会主催の民謡民舞全国大会への出場のために同協会の支部として1998年1月に発足。現在の会員は10~90代27人。発表会は会員の発表の場として不定期で開いている。 今回は2022年以来2年ぶりに開催。中島会長(71)は「会の目的は民謡、地域の文化を継承していくこと」と説明した上で、「私たちの足元にある、各集落に眠っている民謡、島唄を発掘し、島口(方言)とともに未来に受け継いでいきたい」とあいさつした 発表会は出演者総出演の「徳之島一切(ちゅっきゃい)節」でスタートし、徳之島島唄のほか、奄美島唄や新民謡、沖縄民謡など、出演者らが多彩な民謡で自慢ののどを披露し、最後はワイド節と六調でにぎやかに締めた。 発表のトップバッターを務めた児童は「とちぶる(カボチャ)の唄は最初に覚えた島唄なので大好き。もっときれいな声で歌えるように頑張りたい」と笑顔を見せた。