センバツ高校野球 作新学院 選手紹介/14 /栃木
◇誰にも負けぬ勝負強さ 菅谷峻汰外野手(1年) 2016年夏に作新学院が全国優勝した瞬間をテレビで見て「ほぼ地元の選手だけで戦っているのにすごい。自分も地元のみんなと高みを目指したい」と進路を決めた。 【写真で見る歓喜の瞬間】歴代のセンバツ覇者たち 昨秋の明治神宮大会初戦に好機で代打として出場したが凡退し「チャンスをつぶしてしまった」。その悔しさから、次戦までの2日間は、一打席に懸ける集中力を意識して打撃練習に取り組んだ。迎えた準決勝で二塁打と本塁打を放ち、小針崇宏監督にも「よく打ったな」と驚かれた。今では「勝負強さでは誰にも負けない」と打席に立つ。 「センバツは自分を大きく成長させられる大会。自分らしい打撃を見せたい」。芳賀町立芳賀中出身。177センチ、87キロ。 ◇落ちる球を武器に躍動 斎藤奨真投手(1年) 昨秋の県大会3回戦で初めて公式戦のマウンドに立った。「めちゃくちゃ緊張して体も固くなってしまったけれど、すごく楽しかった」と振り返る。持ち味はスプリットで「外に逃げるように落ちるので、左打者に有効」と自信を持つ。 小学5年で初めて投手を務めてから、毎晩風呂の中で手首を早く曲げる動きを繰り返している。「水中なので負荷がかかり結構疲れる。けど、続けることで直球の伸びが良くなった」と手応えがあり、日課にしている。 野球部OBの兄を追って入学した。頻繁に肩や肘を心配する連絡をくれ、心強い存在だという。センバツでは「勢いのある投球でチームを勝利に導きたい」と気合十分だ。日光市立東原中出身。175センチ、76キロ。【鴨田玲奈】=つづく