麻生財務相と財務省が会見(全文)佐川氏が改ざん、書き直し指示した形跡ない
3月に近畿財務局職員が亡くなったのは、今回の文書改ざんとの因果関係があったのか
毎日新聞:すいません、大臣、もう1点。今回の文書改ざんを巡っては3月に近畿財務局の職員の方が1人、亡くなられております。今回の文書改ざんとの因果関係があったのか、なかったのか。あったとすれば組織のトップとして、どういうふうに受け止めてらっしゃるのか、あらためて教えてください。 麻生:改ざんを拒否した人、改ざんにいかがなものかと発言をした人っていうのは今回、調査の中でいっぱい出ました。拒否した人もいるんですな、われわれの調べた範囲の中で。改ざんをした人もいる、拒否した人もいる。それは人、いろいろなんだと思います。しかしそういった中で今、言われたように改ざんに関与したことに非常に責任を感じてという形で、自ら身を絶たれたという方がおられたのは、はなはだ痛ましい話なのであって、われわれとしては極めて残念な話でしたということだと思っています。その上で今、申し上げましたように、この種の改ざんに関して、いやって言って、これに関与するのを断った人たちと、断らなかった、もしくは断れなかった、そこのところはもう少しよく分かってるところではありませんけど、私どもが調べた範囲で、そこに幾つかに差が出てきたところは確かだと思っています。 そういった意味でぜひこういったものっていうのは、なんとなく軽いつもりで罪の意識もなくやったのか、いやこれはやばいんじゃないかなと思ってやたのか、それまた人によって違うんだと思いますよ。だけど私どもにしてみれば結果としては極めて大きな影響を与えて、結果として文書の改ざんという、極めて単純な話でもって、まあまあこれくらいの間違いなら、ちょっと直してもいいやと思って、だんだんあとあと重なっていっちゃったっていうことにもなったのかもしれないとは思いますけれども、いずれにしてもそういったようなことが起きたということ事態が問題なんだということなんだと思いますけれども。 ただその一言が結果的に公文書に対する信頼性を失われるっていう、そういった大きな被害を招いた、影響を与えたというところが大きな問題なんだと、私にはそう【***00:17:31】。 (完)