麻生財務相と財務省が会見(全文)佐川氏が改ざん、書き直し指示した形跡ない
組織ぐるみではないか、という見方について
幹事社:幹事社の【****新聞の**** 00:05:38】と申します。初めになんですが、大臣の次の予定が、15時45分までに次の予定があって出なくてはいけないというふうに聞いております。ご不満がある点はおありだと思うんですが、運営上のご協力をいただければと思いますので、よろしくお願いします。 幹事社からまず2点お願いします。今回の文書改ざんについての大臣のご認識をあらためて伺えればと思います。大臣、先日、先週、出張先のカナダ、ウィスラーでの現地時間2日の記者会見で組織的じゃないという認識を示されています。ただ今回の問題は【指揮系統 00:06:11】があってそこ対象者が多数に上っていることを考えると、組織ぐるみではないかというような見方もできるかと思うんですが、大臣の所見を、ご認識をあらためて教えてください。 麻生:まず最初にウィスラーの記者会見で同様の質問がありましたので、同様の答えをしていますから、そこでも組織ぐるみではないという発言をしていないので、西日本新聞の記者がそれを聞いてないのか、共同通信の記者からそれを受け売りで言っておられるのか、そこは知りませんけれども、その答えとは内容が違っておるということを最初に申し上げておきます。 まず最初に文書改ざんなどの問題については、国有財産行政の責任者であった当時の理財局長が方向性を決定付け、その下で総務課長が関係者に方針を伝達するなど中核的な役割を担い、担当課長、担当【シチュウ 00:07:08】が深く関与したと認定をさせていただいております。財務省において文書改ざんのような問題が、そういった行為が全省的かつ日常的に行われているわけではありませんが、ただ今、申し上げたような調査結果を踏まえれば、今回の件は当時の理財局において行われたということを言わざるを得ないんだと考えております。従いまして、関与した職員に対しては厳正な処分を行ったところですが、今後はさらに財務省の組織として、こうした不祥事を防止するための体制をしっかり整えていく必要があろうというふうに考えておりますので、これを全力で取り組んでまいりたいと考えております。