麻生財務相と財務省が会見(全文)佐川氏が改ざん、書き直し指示した形跡ない
職を辞すべきというような声も根強くあることについて
幹事社:財務省の一連の不祥事を受けて【** 00:07:58】、大臣の責任論、大臣の責任を問う声が与野党から上がっております。先ほど冒頭の発言で、リーダーシップを発揮されて、再発防止に取り組んでいかれるということですが、職を辞すべきというような声も根強くあるんですけれども、そういう声に対してどういうふうにお答えになりますか。 麻生:これはたびたび申し上げましたように文書の改ざんなどということは、これは極めて由々しいことなのであって、誠に遺憾ということを申し上げておりますので、従来から申し上げておりましたように大変、財務省として申し訳なく、深くおわびを申し上げなければならないことだと考えております。先ほど申し上げましたように、この問題が財務省、ひいてはいわゆる行政全体の信頼を損なったということを踏まえて、私自身も閣僚給与の12カ月分の自主返納をさせていただいたところでありますが、今回の事態というものを真摯に反省した上で今後、二度とこうしたことが起こらないよう、文書管理の徹底など必要な取り組みを全力で進めていくことにより、大臣としての職責を全うしてまいりたいと考えております。私自身の進退については考えておりません。 幹事社:分かりました。各社さん、お願いいたします。
大臣としての責任、今回の件が起きてしまった責任をどう考えているのか
テレビ東京:ありがとうございます。テレビ東京の【イシイ 00:09:16】と申します。大臣は閣僚給与1年。 麻生:手を上げて。どこだろう。 テレビ東京:こちらですね。テレビ東京のイシイと申します。閣僚給与の1年を返納と言いますが、また再発防止に取り組むとおっしゃっていますが、大臣としての責任、今回こういうことが起こってしまった責任というものについて、どう考えてらっしゃる。 麻生:大臣自身の。 テレビ東京:はい。今後、どう責任を果たしていかれるのか、もう少し詳しくお願いします。 麻生:大臣自身として、どう【発言して 00:09:50】いくか。少なくとも今回の、この一連の事件が起きたというのは、これは間違いなく今までの局長の答弁を、自分たちの持っている文書との間に齟齬を来さないようにするために考えて、あとから文書を直したということになっているんだと思うんですが、そういったことができる環境というところは、少なくともこれがきちんとで電子決裁のようなことになると、それが極めて難しくなるということなんだと思いますので、そういったようなことにしていかねばならんというのが分かりやすいところから言えば、そういうところでしょうけども、電子決裁になったからといって完全に、そういったことは否定できるかと。いやいやそんな簡単なものじゃないですよ。もっと簡単にできるような機械が出てくるかもしれませんからね。そういった意味では、基本的にそういったようなことは、基本的にあってはならないことなのであって、普通こういったような話は考えられん話なのであって、答弁をしたほうが間違えてんだったら答弁のあれは間違いでしたって訂正すればいいだけの話なのが、なんとなくそうではなくて、あとからのほうを手直ししたというところに問題があるんだと、私にはそう見えたので。 だから少なくともそういったようなものが、いわゆる組織として行われたかといえば、他の局、他の課で、そういったことを全省的に行っているというふうにはまったく見受けられませんから、しかしだからといって、その1人だけの責任かと言われると、そうとも言えんのではないかということになると、そういうようなものの文化みたいなものがそこにあるのかというようなことを考えにゃならんということもあるんだと思いますので、そこらのところは再教育というふうなことも考えにゃいかんでしょうし、いろんなところが反省せねばならんところだと思っています。 またそういったような文書というようなものを、どういった形で改ざんができるようなシステムとしてどんどんばっとできるのかというのは、ちょっとよくもう1回、詰めにゃいかんところだというのは役人もみんな言っていますから、そういったところをきちんとさせていく、結構、時間がかかる作業だとは思いますけれども、最後までやらせにゃいかんところだと思います。 テレビ東京:ごめんなさい、もう1つなんですけれども。 麻生:常識で考えたら【1記者 00:12:24】1問。