【アン ミカ】苦手な人への対処法は「キャラクターの名前をつけて、面白くしちゃう!」
グチはPOPに、苦手な人はキャラクターにしちゃえ!
──先ほどのうまくいかなかったことを明るく話す感じが、5日の「グチはPOPに!」と通ずるところがあるように思いました。 人間だからいいんです、グチを言っても。ただそれを重く、暗く、長く言うと、みんなうんざりして話したくなくなっちゃう。だからグチはできるだけPOPに、おもしろおかしく言っていけたらいいですよね。 グチを軽やかに言うことのメリットとして、あとで「あの人困ってたで!」ってまわりに言われるんですよ。長くしつこくグチを言ってしまうと、とんでもなく悪口言ってたって話になるけど、「困ってたで!」って言われれば、自分もあとあと助かりますよね。自分のなかでおもしろいネタに昇華して、あの人のグチって気持ちがいいよね、またあのおもしろい話聞きたい!と思ってもらえたら、みんなが気持ちよく終われる。 ちなみに私の場合、苦手な人はキャラクターにします。頭のなかで「ゲゲゲの鬼太郎」に出てくるような、妖怪の名前をつけるんです(笑)。たとえば「なんでなんでマン」とかね。「君なんでこれしたの、なんでこうなったの、なんでなんで」って詰め寄ってくる人っているじゃないですか(笑)。苦手な人でもキャラクターの名前をつければ、次に何か言われたときも「なんでなんでマンきたー!」って面白くできますし、少し気が楽になるかなと思います。
──最後に、たくさんの人をハッピーにしているアンミカさんの最近ハッピーだった出来事を教えてください! それが、毎日あるの! 昨日は(夫の)テディとボッテガ・ヴェネタさんの銀座フラッグシップストアで、お互いがお互いのためにたてたお抹茶をいただくという、すごく特別な体験をさせてもらいました。お抹茶って泡の立て方ひとつで苦くなったりうまみが出たりするんですけど、そういうのを含めてお互いの味を感じ合うっていうのがなんて素敵なんだろう!と思って。 あと、テディがお抹茶好きだったことをこれを機に初めて知ったんです。私は裏千家流を学ばせて頂いていて、今も出張先に持っていくお抹茶セットがあるくらい茶道が好きなんですけど、実は彼も大好きだった。これまで彼にお抹茶を振る舞ったこともなかったですし、14年間ずっと一緒にいても、まだまだやったことがないことや、お互い知らないことがあるっていうのがいいなあ、と思いましたね。 アン ミカ 1972年韓国出身、大阪育ち。1993年パリコレ初参加後、モデル業以外でも、テレビ、ラジオ、俳優、歌手としてバラエティ・ドラマ・映画・舞台・TVCM出演など幅広く活躍。「野菜ソムリエ」「NARD アロマ・アドバイザー」「漢方養生指導士」「日本 化粧品検定1級」「ジュエリー コーディネーター」など多数の資格を活かし、化粧品、洋服、ジュエリーなどをプロデュース。 ポジティブな生き方が共感を呼び、多くの世代から支持を得ている。 韓国観光名誉広報大使、 初代大阪観光大使、神都高千穂観光大使、日本化粧品検定協会プレミアムアンバサダー、初代ジュエリーコーディネーターアンバサダーも務める。 ●INFORMATION 『スーパーポジティブ日めくりカレンダー 今日もアン ミカ』 ロングセラー中の大人気カレンダー『ポジティブ日めくり カレンダー 毎日アン ミカ』から3年。アン ミカさんがこれまでの人生において救われた言葉や、この数年の新しい日常の中で得た気づきを書き留めた、最新日めくりカレンダー。 価格:1,650円(税込) ©︎講談社 ---------- Interview&Text:Yuri Tokoro
講談社 ViVi