審査員長のオール巨人、SNSで高校生漫才師と直にやりとり「僕は1番高得点やった」
9月1日に大阪市内で開催された、高校生の漫才コンテスト『ハイスクールマンザイ2024~H-1甲子園~』。審査委員長をつとめたオール巨人は優勝コンビを「勉強になる」と絶賛するほか、大会終了後も出場者の高校生漫才師らに自身のXで激励を送った。 【写真】優勝した「19秒芝生舐め」、東京藝大を目指すインテリコンビ ■ 「もう20数年前とは全然違う、センスもいい」 お笑い界で活躍する漫才師たちを多く輩出し、今やプロ漫才師の登竜門としても名高い同大会。決勝大会の会場となる「COOL JAPAN PARK OSAKA TTホール」(大阪市中央区)では、各地区から勝ち抜いた8組がしのぎを削った。 849組・1716人と史上最多のエントリー数となった今大会で優勝を飾ったのは、中部・北陸・甲信越エリア代表のコンビ「19秒芝生舐め」。審査委員長をつとめたオール巨人は「めちゃくちゃモメました。本当に決選投票みたいな形になってやっと決まりました」とコメントし、ハイレベルな戦いであったことをうかがわせた。 高校でアート系の学科に通っている同コンビは、囲み取材にて「卒業後は美術大学を目指しつつ、お笑いの道も模索する」とコメント。2人のしっかりとした受け答えを聞いていたオール巨人は、「やっぱ頭よくないとあかんなって。ずっと聞いてて勉強になるわ、ほんまに。アートと漫才、どないせえっちゅうねんな!」と終始感心した様子。さらに、「やっていっていいと思いますよ。両方ともやったらええねん!」と激励した。 さらに、同コンビが本来なら不利とされるトップバッターを引きながら見事優勝したことを受け、「トップやからなかなか優勝できないというのはあるけれど、M-1でも中川家がトップで優勝したし。変な名前(コンビ名)であっても優勝できるってことなんですよ!」と健闘を称えた。 ■ 大会後もXで出場者を激励「声も出ていて良かった」 大会初期から審査委員長として高校生漫才師たちを見守ってきたオール巨人。結果を発表する前にも「年々レベルが本当に上がっていて、もう20数年前とは全然違う。ネタの作り方もセンスもいいし」と絶賛。 さらに、大会後にも自身のXの投稿を通じて、「悔しかったです」「本当にありがとうございました!」との高校生ファイナリストのリプライに「惜しかったね~めちゃ良かったですよ!僕は1番高得点やったよ」「お疲れ様でした!1番元気が有って声も出ていて良かったもおもうよ」と丁寧に返信するなど、次世代への期待のほどがうかがえた。 取材・文/つちだ四郎