【MotoGP】マルケス、イギリスGP初日は感触悪く困惑「”迷子”になりそうで誰かについて行ったのは初めて」
グレシーニのマルク・マルケスは、MotoGPイギリスGPの初日をトップから0.674秒遅れの10番手で終え、バイクの感触を掴めなかったと語った。 【リザルト】MotoGP第10戦イギリスGP:プラクティス結果 マルケスはFP1の終盤に転倒を喫し、プラクティスでは予選Q2直接進出のためにホルヘ・マルティン(プラマック)の後ろを走り、タイムを稼がなければならなかった。 10番手でなんとかQ2進出を決めたマルケスだったが、ドゥカティ勢は全体として速さを見せており、VR46のファビオ・ディ・ジャンアントニオとマルコ・ベッツェッキもそれぞれ6番手と9番手につけているだけに、マルケスのバイクが決まっていないことが浮き彫りとなっている。 マルケスは第1セクターでは何度も良いタイムをマークしたが、コーナーへの進入とリヤのグリップに苦しみ、その後のセクターでライバルに離されてしまったのだ。 マルケスは初日の走行を振り返り、ライバルたちとの差を「とても遠い」と表現した。 「このサーキットは高速コーナーが続く長いサーキットで、少しでも苦戦すれば、ラップの終わりには大きな差が出てしまう」 「FP1の1周目から、僕は逆方向にスタートしたと言える。ライディングやマシンのフィーリングに関しては、すべてがとても難解だった」 「僕は改善しようとしたし、みんなもセットアップに取り組んでくれた。午後は感触が良くなったけど、それでも僕たちはかなり離されている」 マルケスはQ2直接進出を決めたことを「今日唯一のポジティブなこと」と表現し、さらに自分とグレシーニにはライバルとの差を縮めるために一晩でやらなければならないことがたくさんあると付け加えた。 「今日は良い日ではなかった。唯一のポジティブなことはトップ10に入れたことだが、それを除けば気分は最悪だった」 「どうすればバイクのフィーリングが良くなるのか、特にラップタイムを改善する必要がある」 マルケスは自分のマシンに迷いを感じていたため、他のライダーについていくしかなかったという。 「今日は”迷子”になりそうだから他の誰かについて行こうと思った初めての日だった」 「他のトラックでは『よし、良い感じだ。ひとりでやれる』と思う。ひとりでももっとフィーリングが良いんだ」 「でも今日の僕は迷子だった。もし迷っている人がいて、それを実行する能力があるならそうする(他のライダーについていく)だろう」 「今日はアレイシ(エスパルガロ/アプリリア)の後ろでピットから出たけど、アレイシはプッシュしなかった。もちろん、僕もプッシュしなかった」 「それからマルティンが来て、そこで僕はマルティンについて行った。でも、最初の計画ではアレイシについていくつもりだったんだ」
Rachit Thukral