トヨタ・アルファード&ヴェルファイアに国内ミニバン初のPHEVが登場!【新車ニュース】
12月19日、トヨタはアルファード&ヴェルファイアに2.5Lプラグインハイブリッドシステム搭載車(PHEV)を設定し、2025年1月31日に発売すると発表した。また、合わせてガソリン車/ハイブリッド車の一部改良を実施し、2025年1月7日に発売する。 【写真】新型アルファード&ヴェルファイアの詳細を見る!(全17枚)
システム総合で306psを発揮。EVモード走行距離は73km
トヨタがアルファードとヴェルファイアに新たに設定したPHEVは、静粛性や乗り心地を高め、様々なシーンで乗員にさらなる「快適な移動の幸せ」を提供する。 具体的には、音や振動の少ないEV主体の静粛性の高い走りと、大容量リチウムイオンバッテリーを床下に搭載した低重心で安定した走りにより、快適性を向上。深夜の送迎等で周囲に配慮できる走りも、ショーファーカーとの親和性をさらに高めている。キャビンは6乗りで、グレードはエグゼクティブラウンジとなる。 搭載するプラグインハイブリッドシステムは、177ps/219Nmを発揮する2.5L直列4気筒ガソリンエンジンに、フロント182ps/270Nm、リヤ54ps/121Nmのモーター、そして51Ahのリチウムイオンバッテリーを組み合わせる。 システム総合では306psを発揮し、モーターを最大限活用することでスムーズな加速を実現する。駆動方式はE-Fourによる四輪駆動。WLTCモードのハイブリッド燃費は16.7km/Lだ。 一方、バッテリーに充電した電力だけによるEV走行が可能で、WLTCモードによるEV走行換算距離は73kmを実現。バッテリーの充電は普通充電に加えて、急速充電を設定。充電時間は約38分(満充電量の約80%)と、普段の200V用充電ケーブルを使った場合と比べて大幅に短縮できる。 充電時にパワースイッチをONにすると、外部電源の電力を利用してエアコンやオーディオの使用が可能になる「マイルームモード」を搭載。テレワークや休憩など、エンジンをかけずに車内で快適に過ごすことも可能だ。 このPHEVモデルには、停電・災害時などの緊急時やアウトドアに役立つ最大1500W(AC100V)の外部給電機能が標準装備された。センターコンソールボックス後端とラゲージ内に設置されたアクセサリーコンセントに加え、付属のヴィークルパワーコネクターを充電インレットに差し込むことで、AC100V/1500Wの外部給電コンセントとしても活用できる。 また、レジャーやアウトドアで役立つ、バッテリーにためた電気を外部に給電できる「EV給電モード」と、停電や災害などの非常時にクルマを電源として活用できる「HV給電モード」を設定。 HV給電モードでは、はじめはバッテリーのみで給電し、バッテリーが一定の残量を下回るとエンジンがかかり給電を継続。バッテリー満充電・ガソリン満タンの状態から約5.5日分(一般家庭が日常使用する電気量として1日当たり10kWhで換算)の電力が供給可能だ。 クルマに蓄えた電気を住宅に供給するV2H(Vehicle to Home)にも対応している。災害などの停電時でも頼れる“蓄電池”として活用できる。別売のV2H機器と接続することで、バッテリーに蓄えた電力を家庭用電力として利用できる。 PHEVの専用装備として、エクステリアでは品格を際立たせるシルバースパッタリング塗装の専用19インチアルミホイールを標準装備。インテリアでは、本杢ステアリングホイールやウルトラスエード張りの天井を採用し、上質で特別感のある室内空間が演出されている。