四日市工と津工が決勝へ 全国高校サッカー三重大会
第103回全国高校サッカー選手権三重大会は2日、東員町北大社のLA・PITA東員スタジアム(東員町スポーツ公園陸上競技場)で準決勝2試合があり四日市工と津工が決勝進出を決めた。前回優勝の四日市中央工は津工に、本年度県高校総体優勝の三重は四日市工に敗れた。決勝は9日午後0時5分から鈴鹿市御薗町のスポーツの杜鈴鹿メーングラウンドで行われる。 準優勝した2020年以来4年ぶりの準決勝進出の四日市工は今年の県総体覇者の三重を延長PKで退けた。前半29分、MF木下芭瑠が先制のミドルシュート。その後追いつかれ、延長前半に1―2と勝ち越しを許したが延長後半終了間際、FW山田昊永のドリブル突破からつかんだ左CKの好機で後半途中出場のFW三村琉心がこぼれ球を押し込み土壇場で同点。その勢いでPK戦も5―4で競り勝った。 2大会ぶりの全国高校選手権出場を目指す津工は2大会連続の全国高校選手権出場を目指した四中工を2―0で下した。雨による悪コンディションで両チームほとんどチャンスがないまま前半を終えたが、後半立ち上がり、クロスのこぼれ球をゴール前に詰めていた津工MF土谷飛雅が押し込み1点先制すると流れが津工に。8分後にはセットプレーからMF山本遼生が2点目を奪うと、守備陣も四中工の反撃を防いで2―0で逃げ切った。