恋人と娯楽費が「月5万円」も違います。結婚後の不仲の原因「金銭感覚差」のレッドラインでしょうか?
金銭感覚を近づけるための方法
金銭感覚のズレを放置すると、ろくなことがありません。例えば、結婚後に一方が「新車が欲しい」と考えても、もう一方が「新車なんてもったいない。子どもの教育資金のために貯金したほうがいい」と主張すれば、衝突が起きます。 結婚という将来を見据えているのであれば、早い段階から金銭感覚のズレを解消することが重要となります。お互いの金銭感覚や予算に対する考えを話し合い、できるかぎりすり合わせることは良好な関係維持に欠かせません。 もしお互いに「将来的には結婚を視野に入れている」のであれば、お金の問題は避けて通れません。「お互いに娯楽費の予算は3万円までにする」「子どもが生まれるまでは毎月5万円使ってもOK。子どもが生まれたら毎月3万円に収める」など、お互いに納得できる落としどころを探りましょう。 あわせて、政府機関や金融機関の資料を参考にしながら、必要となる教育資金・老後資金などの目安を共有することも大切です。現実的な数字に落とし込み、長期的な貯蓄目標や資金計画を立てることで、Aさんの彼氏の浪費を戒める効果が期待できます。 いずれにしても、お互いの考えや価値観を話し合い、歩み寄れるかどうかを判断してみてください。
まとめ
夫婦関係や恋人同士が円滑な関係を保つうえで、金銭感覚が合っていることは欠かせません。交際している間に相手の金銭感覚は大体把握できますから、結婚を見据えているのであれば、お金について話し合う機会を設けるとよいでしょう。 違和感を放置して将来的に結婚に至った場合、日々の金銭感覚のズレが原因で離婚へつながることは往々にしてあります。金銭感覚をはじめとした、お金の問題でもめないことが、ストレスのない人生と良好な夫婦関係につながります。「相手の金銭感覚についていけるか」「お互いに納得できる落としどころはあるか」を考えて、最適な判断を下しましょう。 出典 裁判所 司法統計 家事 令和2年度 19 婚姻関係事件数 申立ての動機別申立人別 全家庭裁判所 ウェブスターマーケティング株式会社 気持ちが冷めた瞬間に関するアンケート調査 執筆者:FINANCIAL FIELD編集部 ファイナンシャルプランナー
ファイナンシャルフィールド編集部