ドーピング検査で平本蓮と朝倉未来は陰性。榊原CEOは騒動を受けドーピングに関するルールの抜本的見直しと強化を宣言【RIZIN】
また「平本蓮に関しては、次、大晦日の試合をオファーすることになるが、未来に向けての検査を受けてもらおうと思う。今回の基準にプラスした基準。ひょっとしたら血液検査にも応じてもらおうと思う。いずれにしても陰性だということをもう一度明確に。大晦日までに相談して検査を受けてもらおいと思う。陰性であると確認が取れたところで大晦日への出場の相談をしていきたい」と今後は新たに検査を受けさせたうえでの出場を示唆した。 そして「彼が起点になって起きてしまった疑惑。試合は成立したが、疑惑を起こしてしまったことを反省し、自分自身の行動規範を変えるきっかけにしてほしい。選手、関係者は意識を変えて、ドーピングの問題に取り組み、メイドインジャパンで世界に誇れる舞台であり続けるために与えられた課題だと思っている。次の10年を目指すRIZINとしてはこの問題を起点として、あの時から変わったよねという機会にしたい」とも語った。 また平本が総合格闘家の赤沢幸典からドーピングにあたる薬物を購入したこと、フィジカルトレーナーからRIZIN医療部への報告のない薬物を注射したことについて榊原氏は「そういう薬物を購入した事実はある。そして少なからず注射を打ったと言っていた。注射はいいのか? 現状は、ルールの中では白黒判断するルールになっていない。決めたルールの中で白か黒なだけ。でもこれだけネットで騒がれ、かつ本人もそういう発言をした以上は、今後はそういう行動ですら規制をしていくべき、ドーピング全体のポリシーを上げていくべきだなと思いました。“買ったけど飲まないって本当?”と思うのが人間だと思う。でも決めたルールの中で裁くしかないのも現実。今後、こういう疑惑を自分の中でも持ちたくないし、うちの選手は真っ白だと言い切りたい。平本選手が買ったのに飲んだか飲まなかったかは誰も分からない。当然、朝倉信者や関係者側が“怪しい、絶対に飲んでる”と思っても仕方ないと思う。でもこれは水掛け論。現状のルールで裁くしかない。だからこの先、平本蓮は疑念をこれから戦うことで、クリーンな体であることを証明することで取り戻せばいいと思っている。7月29日の試合は朝倉未来に勝ったと大手を振って燦然と輝くものではなくなったとは思っている」などと語った。
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