え、そんなに?ネットで「見知らぬ異性」と交流する10代…親世代が絶句するリアルな比率とは
● 一緒にプレイして仲良くなったら また遊びたくなるのは自然なこと ゲーム上でコミュニケーションを取る相手は同級生とは限りません。見ず知らずのユーザーとも交流を深めていきますし、その結果としてネッ友やリア友ができることもあります。 無料ゲームの多くは、他のユーザーと同時プレイを楽しめます。たとえばバトロワ系と呼ばれるゲームの場合、4人程度のグループを組み、最後の1グループになるまで戦闘を繰り広げます。 画面をタップすれば自動的にメンバーが集まりますので、事前に誰かと待ち合わせをする必要はありません。かつて、広場に行けば同年代の子どもがいて、みんなで遊んだことと少し似ています。 一緒にゲームをすると、一体感が生まれることがあります。ボイスチャットを使ってプレイをし、協力しあってゲームに勝利をすれば喜びもひとしおです。このメンバーたちと、また遊びたいと思うのも自然の流れです。 そんな時は、一緒にプレイしたユーザーにフレンド申請をします。相手に受け入れられればネット上でフレンド同士になり、また一緒に遊ぶことができるわけです。たまたま空き地で出会った子どもとかくれんぼをして遊び、気が合ったら友人になるのと同じようなものです。 ここで「フレンド」という言葉が登場しました。ネッ友と何が違うのでしょうか。
● ネッ友とゲームのフレンドは違う 匿名だから心を許せてしまう まず確認したいことが、ネッ友の定義が曖昧だということです。どこからがネッ友なのか、子どもによって違いが見られます。 一般的には、ゲーム上でフレンドとなっただけであれば、ネッ友にカウントされないと考えてよいでしょう。 そもそも、ただ単に強いプレイヤーだからフレンド申請をしたというケースや、相手から申請があったのでとりあえず許可しただけという場合もあり、ゲーム上のフレンドなど気にも留めないプレイヤーも多く見られます。 つまり、ゲーム上のフレンドがネッ友に発展する可能性はあるものの、基本的に両者を同一視はしません。特定のフレンドと幾度となくゲームをし、個別にメッセージのやりとりを重ねたり、フレンドたちでSNS上にグループを作ったりして親密になるという段階をもって、晴れてネッ友になるというのが大まかな道筋です。 たとえばLINEのオープンチャットでは、自身のLINEアカウントを知られることなく、匿名のままグループを作ることができます。ゲーム上のフレンドに一定の親近感を持ちつつも、まだ信頼しきれないという状況においては有効な機能です。 親近感があるけど匿名という状況は、ちょっとアンバランスな関係です。しかし、この絶妙な関係性が仲を深めるカギにもなります。