遊びながら睡眠負債を解消する!「睡眠休暇」のススメ
近ごろの休暇旅行がストレスだらけになっているのには、お金以外の理由もあります。仕事とプライベートの垣根が侵食され、「ワーケーション」が当たり前のようになりつつある中で、本来仕事を離れてゆっくりすべき休暇の価値が損なわれているのです。 そこで提案したいのが「睡眠休暇」。 どこか心の落ち着く、景色の美しい場所に行って、とにかくひたすら休むのをオススメします。
現代人の誰もが抱える「睡眠負債」
休暇期間中であっても睡眠時間の確保を最優先にすることはとても大切です。というのも、私たち現代人の多くが睡眠不足という問題を抱えているからです。 私たちの生活には、仕事、家事、家族との用事などのタスクでいっぱいです。 あまりに多くのやるべきことを抱え、寝るべき時間だとわかっていても、ベッドに向かうことができません。 そして、この「社会的時差ぼけ」が睡眠サイクルの乱れを招き、寝ているべき時間帯まで起きていて、ようやくベッドに倒れ込んだときもすぐには寝付けない…という状態に陥るわけです。 こうした睡眠不足や社会的時差ぼけの悪影響は甚大です。睡眠の質の低下は判断力や意思決定に影響を与えるだけでなく、高血圧やうつ病などの慢性的な心身の体調不良を引き起こすおそれがあるほか、不安感の増大につながることもあります。 いまこそ、睡眠と休息を、旅行の一部として組み込むことを真剣に考えるべきときなのです。
「眠りの観光旅行」に参加しよう
「睡眠休暇」へのアプローチには、2つの方法があります。 1つ目は、睡眠をメインテーマとして「ゆったり眠れるリゾート」的な場所を目的地とするものです。休息やマインドフルネスを念頭に置いてつくられた高級ホテルを予約するのもいいでしょう。 一部のリゾートホテルでは、ヨガや瞑想などのセラピーや、睡眠の悩みに関するメディカルチェック、豪華なスパ空間というリフレッシュするのにピッタリな要素があります。 またホテルによっては、高級ベッドを備えていて、室内環境を常に調整し、人生最高の睡眠を得られるよう取り計らってくれます。