厳しい残暑「葉物の苗が溶けた」入荷ゼロも…広島
異例の残暑で安佐南区のこちらの野菜売り場でも影響が広がっています。 矢田息吹記者「こちらのスーパーでは枝豆やモロヘイヤの横にある葉物コーナーに異変が起きています」 通常であればこの時期ところせましと並ぶ葉物野菜ですが、16日は空っぽに…30袋ほど入荷したという小松菜はオープン後約10分で完売し、水菜とホウレン草は入荷すらできていません。 買い物客「ホウレン草がないときに小松菜みたいな考えだったけど、それもできないのはちょっと」 とれたて元気市 広島店 河野誠志店長「今年は気温が高いということで、ハウスの中で葉物の苗が溶ける。元々(入荷が)少ない時期ではあるが特に今年は少ない」 相場は例年より10円ほど上がっているといいます。 一方で夏野菜にも影響が… とれたて元気市 広島店 河野誠志店長「なすコーナーがここからあそこの奥まですべてなす」 夏野菜のナスやピーマンは夏場とほぼ同じ入荷量に。しかし、素直に喜べない現実もあるようです。 河野誠志店長「元々こういう色(緑)ですからね、だんだん熟れてきて色がついて赤くなってくる」 パプリカではありません。ピーマンは多くが暑さで熟れて変色していました。 Qこんなに赤が混ざることはある? 河野誠志店長「めったにない。でもこれはこれでおいしい」 暑さに振り回される野菜…冬が旬の白菜にも影響するかもしれません。 とれたて元気市 広島店 河野誠志店長「生産者の人から聞いたのが暑くて(種が)植えられない。できたとしても葉っぱが巻いていないとか…心配」 白菜、もしかしたら大根などにも影響が広がり、この冬の鍋は工夫が必要かもしれません。