【試乗記を含む新車情報】ルノーの象徴が復活 嬉しい気持ちと複雑な気持ち 戻ってきたサンクもついにEV化 新型ルノー5の全情報!
サイズ一覧
・全長: 3,922mm ・全幅: 1,774mm ・全高: 1,498mm ・ホイールベース: 2,540mm ・トランク容量: 326~1,106リットル
駆動システム:最大150馬力の3種類のエンジン
ルノーは「R5」で新たな境地を開拓している。これは、全く新しい「AmpR Small」プラットフォームを採用したブランド初のモデルであり、電気自動車としてのみ提供されている。 3種類のパワートレインが用意され、出力は95~150馬力の範囲となる。ルノーは、この電気自動車に2種類のバッテリーサイズを搭載する。ベースバージョンには40kWh、よりパワフルなエンジンには52kWhだ。これにより、航続距離は300~410kmとなる。 400ボルト技術により、DC充電器は最大100kWの充電電力を供給できるが、小型バッテリーは80kWに制限されている。双方向充電と蓄えた電気を、V2L 機能により電気機器に利用でき、ルノーのドライブコンセプトが完成する。
装備:デジタルインテリアとクラシックなデザイン要素
インテリアを一目見れば、そのモダンなデザインが明らかだ。新型「R5」が技術面でその前身を凌駕していることは明らかだ。しかし、インフォテインメントシステムは完全に新しいものではなく、「OpenR link」システムは他のモデルでもすでに採用されているものだ。標準装備の10インチ中央ディスプレイは、ルノーでは通常縦型であるが、横型である。ステアリングホイールの後ろには、7インチと10インチの2つのオプションがあり、こちらも完全にデジタルである。
ルノーは、旧型「R5」の多くの細かいディテールを新世代の車に組み込んでいる。ダッシュボードの装飾ステッチや、「R5ターボ」から視覚的にインスピレーションを得たワイドなシートボルトを備えた新しいシートなどがその例だ。しかし、素材の選択も現代的だ。主に合成皮革とリサイクル生地が使用されている。テスト車両は、粒状の見た目を持つ黄色と黒の布張りが施されていた。シートは快適で、量産前の車両としては質感の高い仕上がりだ。