お金が貯まる人に共通しているキーワードは「強制」!?30代純資産億超ママが教える<自然にお金が貯まる仕組みの作り方>
2019年に大きな話題となった<老後2000万円問題>や昨今の経済不安から、「投資を始めたいけど、なんだか難しそう…」と考えている方も多いのではないでしょうか。そんななか「投資は『よくわからない、得体の知れないもの』だから不安なだけ。だったらそれを取り除けばいい。」と話すのは、投資の学び舎「トウシナビ」代表・櫻井かすみさん。そこで今回は、櫻井さんの著書『投資への不安や抵抗が面白いほど消える本: 投資詐欺被害、貯金ゼロ、無職、離婚ありの「お金超恐怖症」の貧乏ママだった私でも今は純資産1億に到達!』から「お金が貯まる仕組みの作り方」について解説します。 【書影】櫻井かすみ『投資への不安や抵抗が面白いほど消える本』 * * * * * * * ◆シンプルながら効果絶大な「自動で貯める用の口座」 お金が貯まる人が、共通してやっていることがあります。 それは、「先取り預金」。 先取り貯金とは、毎月の収入から一定額を先に貯金する方法で、自然にお金を貯めることができます。 給与が入った時点で、最初から強制的に仕分けてしまうのです。 この仕組みを最初に作っておけば、何も考えずに「自然にお金が貯まる流れ」を作ることができます。 逆にお金が貯まらない人は、先取り預金をやっていないことが多いです。毎月使った余りのお金が、そのまま何となく貯金になっているケースです。 今までなぜかお金が貯まらない、増えないという方や、貯金をしたいのになかなか実行できないという方は、必見です。 今までお金が貯まらないのは、実はあなたの意思が弱い、だらしない、そんな理由ではなく、仕組みを作れていなかっただけですのでご安心ください。 「自然にお金が貯まる仕組み」を、今すぐ一緒に作ってしまいましょう。
◆仕分ける額の考え方 重い腰をあげ、いよいよスタート! ただ、はじめに仕分けするお金の額で、悩む人も多いのではないでしょうか。 無理は禁物ですが、少なすぎても増えない。金額設定が難しいんですよね。人それぞれで状況や背景が違うので、無理もありません。 目安は、まずは月収の20%を目指しましょう。 ただし、あくまで目安なので、実際は年齢や家族構成などから目標貯金額や現状の支出などを考慮して、自分に合った金額を設定します。 考え方の例を挙げます。 最初にシンプルですが、貯まる仕組み化をする予算を「収入の20%」と考えます。「月収30万円なので、約6万円」「月収40万円なので、約8万円」といったように。 その他の考え方としては、目標から逆算する方法があります。 「年間60万円貯めたいので、理想は毎月5万円を貯金したい。しかし現状の固定費を考えると厳しいので、目安は4万円に設定する」といったように、無理なく続けられる現実的な金額を設定することが重要です。
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