はやぶさ2、再着地前の状況は? JAXA会見(全文1)準備運用は本日開始
宇宙航空研究開発機構(JAXA)は9日午前、記者会見を開き、小惑星「リュウグウ」への2回目のタッチダウン(着地)運用を控える探査機「はやぶさ2」の状況などを説明した。 【動画】はやぶさ2、再着地前の状況は? JAXAが会見(2019年7月9日) ※【**** 00:35:30】などと記した部分は、判別できなかった箇所ですので、ご了承ください。タイムレコードは「はやぶさ2、再着地前の状況は? JAXAが会見(2019年7月9日)」に対応しております。 ◇ ◇
登壇者の紹介
司会:本日は集まりいただき、ありがとうございます。定刻になりましたので、小惑星探査機「はやぶさ2」の記者説明会を開催します。まず初めに登壇者を紹介いたします。皆さまより向かって右側からJAXA宇宙科学研究所「はやぶさ2」プロジェクトチームミッションマネージャ、吉川真。続きまして同じくJAXA宇宙科学研究所研究総主幹、久保田孝。2名です。私は本日、司会進行を担当します広報部報道・メディア課課長の【ムラカミ 00:01:17】でございます。よろしくお願いいたします。それでは早速説明を行います。よろしくお願いします。
第2回タッチダウンについての説明
吉川:おはようございます。本日もいらしていただき、どうもありがとうございます。では早速資料に基づいて、第2回タッチダウンについてご説明したいと思います。資料、表紙をめくっていただきまして、まさに今日のテーマはこの1つで、もういよいよなんですが、第2回タッチダウンについての運用ということになります。目次はこうなっていますが、これ飛ばしまして、次のページの概要とミッションの流れも、これも飛ばします。 6ページからになります。現状ですが、2回目のタッチダウン後、まさに今日から運用が、シフトが始まっているんですけれども、木曜日11日にかけて行います。事前の準備は全て完了しております。本日はタッチダウン運用の、降下のため、高度を下げるための準備の運用がすでに本日の7時40分からシフトとして始まっております。本日は降下はしません。準備をするということだけになります。現状です。 次の7ページ目なんですが、これは前回の説明会でも同じことをご説明したんですが、運用そのものは本日9日から11日と。タッチダウンの日時なんですが、少し詳しく書いてあります。11日木曜日の10時5分、これ、ごろと呼んでください。10時5分ごろから10時45分ごろと。この間になります。これは機上です。探査機の時間で日本時間です。今、電波の片道伝搬時間がだいたい13.5分ぐらいだと思います。なので、13分ないし14分を足した値が機上での時間になります。 これ、前回のタッチダウンのときに予定よりもかなり早く進んでしまったということがありますので、今回は一応最も早くても10時5分ごろと。だいたい時間の幅は40分ほどあるということになります。タッチダウンの場所、このあと写真お見せしますけれども、C01-Cbということでこれは変更ありません。あと、運用の名称は日本語では第2回タッチダウンでいいんですが、記号としてはPPTDという記号を用いているということになります。これはピンポイントタッチダウンということになります。