2年に一度の自動車の祭典「パリ・モーターショー2024」で何が見られる? 新製品から次世代コンセプトまで注目展示をピックアップ
シトロエンC4のマイナーチェンジ
シトロエンC4について、ティエリー・コスカスCEOはこう答えた。「デザインをアップデートします。パリ・モーターショーにお越しください」と。 欧州で目撃された改良型C4のプロトタイプから、フロントとリアのライティングシグネチャーが変更されることが判明している。インテリアにはアップグレードされたインフォテインメント・システムが搭載される見込みだ。
ダチア・ビッグスター
ルーマニアのダチアは、これまでで最大かつ最も高価なモデル、ビッグスターを発表する。全長4.6mの5人乗りSUVで、実用性を重視しながら、ルノー・グループのスケールメリットを活かして価格面で勝負をしかける。日産キャシュカイの強力なライバルとなるであろう。
モビライズ・ベントとモビライズ・デュオ
ルノー傘下のモビライズから、トゥイジーの実質的な後継車となるモデルが登場する。パリ・モーターショーでは、「ベント」という貨物仕様と「デュオ」の2人乗り仕様が披露される予定だ。
ルノー4
前回のパリで「4Everトロフィー」コンセプトとして公開された新型ルノー4が、いよいよデビューの時を迎える。ハッチバックのルノー5 Eテックと基本構造を共有するEVで、背が高く、ワイドなコンパクトSUVになると予想されている。
ルノー17エレクトリック・レストモッド x オラ・イト
1970年代に生産されていたクーペ、ルノー17が現代に復活した。最高出力270psの電気モーターとカーボンファイバー製シャシーを採用する、スポーティなEVだ。フランス人デザイナー、オラ・イト(Ora Ito)氏とのコラボレーションで生まれ、オリジナルの17よりもわずかにワイド&ローだが、キャビン、ドア、窓など、多くの要素を受け継いでいるという。
ルノー・サステイナブル・コンセプト
ルノーは、サステイナビリティ(持続可能性)をテーマとした新しいコンセプトモデルを発表する。今のところそれ以上のことは語っていないが、二酸化炭素排出量を削減するための新素材や生産技術を示すものと思われる。あるいは、ルノーの新しいデザイン言語を予告するかもしれない。
執筆 AUTOCAR JAPAN編集部