“圧倒的な内枠有利”のジャパンC その傾向は今年も続くのか
ドウデュースやオーギュストロダンをはじめ、国内外から強豪が集った今年のジャパンカップ(3歳上・GI・芝2400m)。過去10年の傾向から、的中へのヒントを探っていく。今回は「枠順」にスポットをあてる。 【写真】3枠3番を引いたドウデュース 結論から先に述べると、ジャパンCは圧倒的に内枠が有利。近10年の結果を振り返ると、以下の通り明確な傾向が出ている。 1枠【5-4-1- 7】 2枠【2-0-4-13】 3枠【2-1-1-16】 4枠【0-2-0-18】 5枠【0-1-0-19】 6枠【0-1-0-19】 7枠【1-1-2-21】 8枠【0-0-2-25】 近10年において、5枠より外で勝利したのは15年ショウナンパンドラのみ。内枠でも特に1枠は強く、5頭の勝ち馬が出ている。18年のアーモンドアイや昨年のイクイノックスをはじめ、能力的に抜けていた馬が多いことも事実だが、2、3着に計5頭が入っていることや2枠、3枠の成績も良いことを踏まえると、やはり“内枠有利”なのだろう。 今年はフランスのゴリアットが1枠1番を引いた。外国馬の3着以内は06年のウィジャボード、勝利は前年のアルカセットまでさかのぼるが、絶好枠を味方に激走なるか。日本馬ではやはりドウデュースに注目。3枠3番の内目を引き、スッと馬の後ろに入れられそう。折り合いを付けて、前走のように末脚爆発といきたい。ほかにも、ブローザホーン、ジャスティンパレスは実績面、そして枠順データから買い目に加えたい存在となりそうだ。