クレジットカードを申し込みたいけれどパート先や夫の職場に在籍確認の電話が入ると困ります。どうにもならないのでしょうか?
一般社団法人日本クレジット協会の「クレジットカード発行枚数調査結果の公表について」によると、20歳以上の人口比では、1人当たりが保有するクレジットカードは3.0枚とのことです。多くの人が保有しているクレジットカードですが、新規作成する際に申込者または、申込者が無職の場合は配偶者の勤務先へ在籍確認の電話連絡が入る場合があります。 本記事では、クレジットカードを新たに申し込む際に実施する在籍確認について、実施方法や注意点などを解説します。
クレジットカード作成時に行う在籍確認とは?
クレジットカードを新たに作る際には、在籍確認を行う場合があります。クレジットカードに申し込んで、審査に通るためには、申込者本人あるいはその配偶者(申込者が無職の場合)などに安定収入があり、クレジットカード会社から返済能力を有することを認めてもらわなければなりません。 しかし、申込者の中には、クレジットカードの審査に通りたいがために、勤務先情報を偽るケースも存在します。そのようなトラブルを未然に防ぐためにも、在籍確認を行って「申込時に登録した勤務先情報に間違いがないか」「登録した勤務先にて申込者の勤務実態があるか」の2点を調査しているのです。 ■在籍確認の電話連絡の内容 在籍確認の電話連絡は、クレジットカードの申し込みに関する基本的な質問に回答するだけで完了します。申込時に登録した個人情報や貸付条件を再確認するなど、通話時間が長引くことはありません。 在籍確認の電話連絡時に申込者本人や申込者の配偶者が不在でも、電話を受けた同僚や上司などが「ただいま席を外しております」「休みをいただいております」などと答えれば、在籍確認は完了したと見なされます。電話をかけたときにその場に居ないだけであって、勤務実態があることは確認できているからです。 在籍確認の電話がかかってきて、勤務先にクレジットカードへ申し込んだことを知られるのではないかと気にする人もいることでしょう。しかし、クレジットカード会社は、以下のように申込者のプライバシーに配慮した対応をしています。 ・クレジットカード会社名ではなく審査担当者の個人名を名乗る ・申込者以外の者が電話に出ても「なぜ電話をかけているのか」の用件を伝えない 在籍確認の電話連絡だけで、勤務先にクレジットカードへ申し込んだことを知られる可能性は低いです。