【気象予報士解説】“最強寒波”近畿でも大雪 9日夜から10日がピーク 降らなくても路面凍結注意
明日にかけてのポイント。降る雪だけでなくて、この路面凍結に関しては、大雪が降る北部だけでなく、中部・南部も、もし雪が降らなくても要注意です。 まず、今日の最高気温を見ていただくと、豊岡3.9℃、大阪8℃ですが、風が吹いて、もっと体感は寒かったですよね。高野山では最高気温が氷点下0.5℃と、真冬日となりました。今夜はどんどん冷えていきます。明日の風の予想を見ていきますと、まず今日の正午から見ていくと、強い西風が吹きました。この後、夜になったら、北風が強く入ってきて、どんどん冷たい空気が入ってきます。 明日の早朝の最低気温です。大阪市内で0℃ですが、もうほとんどの地域が、市街地で氷点下2℃ぐらいなんです。ということで、雪が降らなくても、凍るところが出てきそうです。
路面凍結予想を見てみると、水色のところが雪が積もるようなところで、紫色のところがアイスバーン。車を運転していたら分かりづらいんですけど、氷がパーッと張ってしまうんです。そういうようなところが京都府南部や滋賀県南部でも予想されていますので、大阪府南部の辺りでも、道路が一部シャーベット状になって、車が滑りやすくなりますので、路面凍結は、明日朝から気をつけてください。 (黒木千晶キャスター) 時間に余裕を持って行動していただくのがいいかもしれないですね。 (蓬莱大介 気象予報士) 特に、雪が積もるようなところでは、ノーマルタイヤはやめておいた方がいいかなと思います。
では続いて、横断歩道の白いところが、水分が吸収しないので、特に凍りやすいです。バス・タクシー乗り場は、雪が降ると踏み固められて滑りやすくなります。歩道橋や階段、風が通りやすいようなところは、積もらなくても、見えなくても凍る可能性があるので、雪が降らなくても歩道橋は凍りやすくなります。歩道橋や階段というところは要注意です。あと、タイル張りの床も滑りやすいので、気をつけてください。 最後に情報を整理しておきますと、明日は午前、午後とも、北部では大雪にご注意ください。最高気温は3℃ぐらいです。ただ、風を考慮すると体感はもっと寒いです。和歌山、十津川、そして京都、大津方面は、日中、雪が降ったり止んだりで、平地でも積もるところがあるでしょう。兵庫県南部から大阪府、奈良県など、曇りのち晴れとはなっていますが、昼過ぎぐらいまでは雪雲が流れ込みやすいので、空模様にご注意ください。